Blog記事一覧 > 健康情報 | 芝公園・浜松町・赤羽橋・三田 芝公園整骨治療院 - Part 9の記事一覧
こんにちは。芝公園整骨治療院の藤本です。
12月も半ばに差し掛かり、もうすぐお正月ですね。
さて、お正月に飲む「お屠蘇(とそ)」ですが、そもそも「屠蘇(とそ)」とは一体どういう意味なのでしょうか?
「屠蘇」とは「屠鬼蘇生(ときそせい)」、つまり「鬼を屠(ほふ)って、生を蘇らせる」という意味です。
新年に当たって、「鬼や邪気を払い、無病息災、一年の健康を願って飲む」ものだということが出来ます。
中国の古い文献では、年末のある時期から薬草などの材料を井戸に浸けることから始まって、年始に飲む際にも、年少者から年長者の順に飲むなどの作法が記されています(作法には諸説あります)。
「屠蘇」を構成する薬草の処方内容には諸説ありますが、現在使われている主要な処方内容は、「胃腸を元気」にし「体の湿邪を除く」ような生薬が主となっています。
年末年始は「美味しいものをたくさん飲み食いして体重が一気に増えた」なんて声も時々耳にしますが、
味の濃い食事やお酒の多飲は体に湿邪を溜め込めやすくなります。
また、“鬼”や“邪気”というのも、何も迷信的なものだけを言うのではなく、「体の外部からやって来て、体内に侵入して害をなすもの」だということが出来ます。
「かぜ(感冒)」のことを「風邪」とも書きますが、「ふうじゃ」とはまさに“風”に乗って体の外部から侵入してくる“邪気”のことです。
冬場は風邪(ふうじゃ)に寒邪(かんじゃ)が合わさった風寒邪が侵入しやすくなります。
年末年始の多忙で抵抗力が落ちていたり、暴飲暴食で体に負担をかけていると、そこに乗じて風寒邪が侵入し、「かぜ」を引いたり、体調を崩しやすくなります。
「お屠蘇」というのは、つまり、単なる縁起モノの儀礼的な風習という訳ではなく、
年末年始の多忙や多飲多食によって胃腸にかかる負担(湿邪)を取り除き、元気を蘇らせるといった漢方的知恵でもあるのです。
これからの時期、スーパーやドラッグストアのレジ横あたりに「屠蘇散」なんかを置いているお店もあります。
興味を持たれた方は是非飲んでみてください。
年末年始、体調を崩すことなく、健康に新年を迎えましょう!!
その前に、今年の不調は今年のうちに!!
当院は31日まで営業しております。
大掃除を頑張り過ぎてどこか痛めた様な場合には、是非ご利用ください!
芝公園整骨施術院・鍼灸院・整体院
〜首、肩、腰の痛みや交通事故施術〜
スタッフ全員が経験豊富な国家資格者です♪
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03-6400-3511
こんにちは。芝公園整骨治療院の藤本です。
以前このブログで『スマホ脳』という本を紹介しました。
「スティーブ・ジョブズなどのIT業界のトップは自らの子供にはデジタル・デバイスを与えなかった」という事実と共に、
スマホが“脳”や“健康”に与える重大な影響について書かれていました(2021年4月21日のブログ参照)。
この本の反響を受けて、
“では、どうすれば良いの?”という問いに対するアンサーとして書かれたのが、
同著者による『最強脳』という本です。
『実は、この本の結論は一言で言えてしまいます。
運動をしよう—–そうすれば脳は確実に強くなる。』
日本語版の冒頭「日本の読者の皆さんへ」の中で、ハンセン先生がいきなりこう書いている通り、
この本の内容と結論はこの一点に尽きます。
ただ、大切なのは、“運動することによって、脳の中ではどのような変化が起きているか”、ということです。
前著『スマホ脳』では、スマホが“脳”や“身体”にどの様な影響を与えるかが書かれていましたが、
本書では「運動が子供や若者の脳にどのような影響を与えるかという知識を紹介」しています。
それと同時に「運動するモチベーション」が上がる様な知識の紹介もされています。
以前、『スマホ脳』を紹介した後に、『脳を鍛えるには運動しかない!!』という本も紹介しましたが(2021年5月11日ブログ)、
“身体”の健康のためだけでなく、“脳”のためにも、やはり“カラダを動かすこと”が一番良い様です。
本書でも、“カラダを動かすこと”は、
身体が強くなり、見た目もスッキリするだけでなく、
認知機能が高まり、発想力、記憶力、集中力も高まり、
気分も良くなって幸せな気分になり、
睡眠の質も改善されて、ストレスにも強くなる、と言っています。
皆さんがこの様にすこぶる健康になると、治療院としては少し困った面も出てくるかもしれませんが(笑)、
自身の為、是非、カラダを動かす習慣をつけて行きましょう!!
めざせ!健康長寿!!
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こんにちは。芝公園整骨治療院の高橋です。
今日は鍼灸について②です。
鍼灸は症状や疾患に適した経穴(一般的に言うツボです。)に金属の細い針を刺したり、もぐさに火をつけ身体に刺激をくわえることでカラダの持つ
自然治癒力を高める治療法です。
では、何故、鍼灸は効くのか?
そのメカニズムをお話しましょう。
人体には病気やケガを自分で治す自然治癒力。それと外から入ってくる病原体から身体を守る免疫力が備わっています。
傷害を受けるとそれらのシステムが働き様々な反応が起こります。
例えば、血管を広げ酸素や栄養をたくさん含んだ新鮮な血液を呼び込み新陳代謝を高めたり、
異物と戦う白血球を呼び寄せ傷ついた部位から感染を防ぎます。
鍼灸はこの反応を利用します。
皮膚や筋肉に目に見えない傷や火傷を作り
筋肉の血液を改善し肩凝り、腰痛を良くしたり
傷害を負った部位の修復を促します。
さらに、皮膚や筋肉などに刺激が加えられると自立神経の活動が変化し、自律神経が支配する臓器・器官の働きが
反射的に調節される仕組みも備わっています。
鍼灸施術はその仕組みを利用して自律神経に働きかけ、血管の調整をしたり臓器の働きを良くします。
その結果、血圧が調整されたり、ホルモンバランスが整えられたり、免疫系が活性化したり等
全身の広範な効果が引き起こされます。
ですから、鍼灸施術を受けていると体調が良くなり、病気になりにくくなるんです。
当院も少しづつ鍼灸施術をされる方が増えています。
今、お悩みの症状でまだ鍼灸やったことないな。試してみようかな?と
お考え中の方がいましたらお気軽にスタッフにご相談ください。
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こんにちは。芝公園整骨治療院の藤本です。
呼吸の深さと便通は表裏関係にある、
と言うと、いったい何のことかと思いますよね。
これは東洋医学(中医学)のお話です。
中国の伝統医学では、肺や心、肝や腎といった『臓』と、胃や小腸、大腸といった『腑』とがペアを組んで表裏関係にあるとします。
その中で、「肺」の臓とペアを組んで表裏関係にあるのが「大腸」です。
「肺」は、臓腑のなかで一番高い所に在って他の五臓六腑を蓋う様な形となっており、
呼吸によって膨らんだり縮んだりすることで、まるで高い所からシャワーで散布する様に、上から下へと全身に気血(≒体に必要なエネルギーや栄養素)をまき散らす働きがある、と中国医学では考えます。
一方の「大腸」は、現代医学の大腸の概念とほぼ同じで、口から摂取したものを最後に便として肛門まで伝導し排泄するところです。
この様に必要なものを上から下へと散布する肺の働きと、上(口)から入ってきたもの(食物)を下へと伝えて下方から排泄する大腸の働きとがペアを組んでいると考えるのです。
したがって、中国医学では、呼吸が浅いと便通が悪くなり易く、便通が悪いと呼吸も浅くなり易い、と考えます。
このブログでも何度も「呼吸」のことを取り上げて来ましたが、
「呼吸」は「お通じ」をはじめとする腸の働きとも密接に関係しているのです。
逆に言えば、たかが便秘、されど便秘、便通は腸の問題だけに非ず、他の臓腑や身体全体にも大きな影響を与え得ます。
お通じを良くするためにも深い呼吸を心がけ、
深い呼吸によってカラダの隅々にまで酸素や栄養が行き届く為にも規則正しい排便習慣を身に付けましょう。
ちなみに、便秘と言えば漢方薬や中国茶が思い浮かぶ方も多いと思います。
日本では肩凝りや腰痛の治療として選択されることの多い鍼灸治療も、
本来、胃腸症状などの臓腑の症状にも有効な方法です。
内臓不調や自律神経の乱れによる諸々の症状にも是非鍼灸治療をお試しください。
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こんにちは。芝公園整骨治療院の藤本です。
呼吸をするに当たって、どの様にして肺が膨らんだり、縮んだりしているか、を正確にイメージ出来ている人は少ない様です。
このブログでも何度か「呼吸」の話しをしましたが、実は、皆さん、「腹式呼吸」や「横隔膜」などのイメージが上手く捉えられていない様でした。
そこで今回オススメしたいのが、
呼吸のメカニズムについて分かりやすく書いてある『呼吸の科学』(石田浩司著/講談社ブルーバックス)という本です。
多少専門的な部分もありますが、概ね嚙み砕いて分かりやすく書いてあります。
本書は、呼吸のメカニズム、つまり、肋骨や横隔膜、腹筋などがどの様に動いて、肺が膨らんだり縮んだりしているのか、ということだけでなく、
平常時(安静時)の呼吸と運動時の呼吸の違いや、運動時でも、ヨガの時の呼吸や、登山の時の呼吸、はたまた格闘技と呼吸の関係など、様々なシチュエーションでの呼吸に関するお話もされています。
他にも、「新しい動作技能を覚えた後、30分間深く鼻呼吸すると、普通に休んだ時よりよく覚えていて、それが24時間後も続いている」ことや、「鼻呼吸の吸気相で記憶が良くなる可能性が示唆されて」いるといったことも紹介されています。
また、おうち時間が増えている昨今ですが、「部屋の換気が悪く汚れた空気(二酸化炭素濃度が1000ppm以上)では、注意機能、実行機能、推理力、計算能力、文書処理能力などの認知機能において、正確性は変わりませんが、判断スピードが鈍ることなどが最近のレビューで報告されている」ことなど、
呼吸にまつわる様々なお話が展開されています。
普段、無意識で行われていいる呼吸ですが、人は呼吸せずには生きて行けません。
生きてゆくためだけでなく、呼吸の仕方ひとつで、身体面、メンタル面の両面における様々な状態に大きな影響を及ぼします。
呼吸そのものに興味がある方はもちろん、
体調面やメンタル面に改善したい不調を抱えている方や、パフォーマンス・アップ、効率アップを模索している方にもお役に立つ内容だと思います。
興味のある方は是非ご参考にしてください。
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こんにちは。芝公園整骨治療院の藤本です。
先日、長時間の座りっぱなしによる健康リスクについて書かせて頂きました(11月1日ブログ)。
そうしたら、昨日(11月4日木曜日)、NHKの『所さん大変ですよ!』という番組で、
長時間の座りっぱなしによる健康リスクについて取り上げられていましたね!!
前回のブログでは、少しでもリスクを下げるために、定期的に立ち上がることや、
正しい座位姿勢を習慣づけることなどを提案させて頂きましたが、
昨日の番組では、「貧乏ゆすり」が効果的だというお話が紹介されていました。
あまり良いイメージの無い「貧乏ゆすり」ですが、
座りっぱなしによるリスク軽減だけでなく、
膝痛のある人の膝の痛み改善や、むくみ、冷え性の改善にも効果的とのことでした。
要するに、筋肉はこまめに動かした方が良い、ということですね。
来週深夜に再放送がある様なので、興味のある方は是非チェックして見てください!!
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こんにちは。芝公園整骨治療院の藤本です。
パソコンでの仕事が増えている上に、仕事以外でもモバイルに向かっている時間が多くなり、コロナ禍も手伝って、皆さん、座りっぱなしの時間がどんどん増えているのではないでしょうか?
一日に座位を取っている時間が11時間以上の人は、同じく一日4時間以下の人に比べて、死亡リスクが約40%高まるなどというデータがあります。
日本人の一日の平均座位時間は、世界最長の7時間だということですが、
長時間の座りっぱなしは、喫煙や飲酒と同様に、心筋梗塞、脳血管疾患、肥満、糖尿病、がん、認知症などの健康リスクが高まる、と言われています。
また、メンタル・ヘルスへの影響に関しても、一日の坐位時間が12時間以上の人では、同じく6時間以下の人の3倍のリスクがあるとの報告も見られます。
しかし、私がこれらのデータや研究報告を見ていて一番気になったのは、
上述の様なデータ、つまり「一日の座位時間が長いことによって引き起こされる健康リスク」が、
「運動習慣の有無にかかわらず」、あるいは「定期的な健康増進プログラムへの参加の有無にかかわらず」、上記の様な結果であるとされていたことでした。
つまり、定期的な運動を行っても、同一姿勢を続ける(≒動かない)時間が長いことによって生じるリスクは帳消しには出来ない、という訳です。
これは運動をしても意味がない、と言っているのではないでしょうし、
もちろん運動習慣は無いよりもあった方が、運動を行ったなりの健康メリットはあるはずです。
しかし、定期的に運動をしているからといって安心してはいけない、
カラダにメリットとなること(=定期的な運動)を行う一方で、
デメリットになる習慣(=長時間の座位)を減らさないと、そのリスクは高くなる、ということです。
とは言え、仕事で長時間の座位を余儀なくされている方も多いと思います。
仕事中は、せめてタイマーをかけてでも、時間を決めて定期的に立ち上がるようにしたり
(30分毎が理想ですが、現実的でなければ、せめて1~1.5時間に一度は座りっぱなしを解除して欲しいですね)、
座っている時も出来る限り負担の少ない正しい座位姿勢を習慣づけるなど、リスクを最小限にする工夫を行いたいものです。
また、お仕事で疲れているとは思いますが、
仕事以外の時間では座りっぱなしになる時間を極力減らす様にできれば良いと思います。
また、正しい座位姿勢を維持するのも、習慣づいていないとなかなか大変なことだと思いますので、
これもまた、お仕事で疲れているとは思いますが、
仕事以外の時間を利用して正しい座位姿勢を維持できるための体幹トレーニングを行うなどの対策ができると、
座位による健康リスクを下げると同時に、運動によるメリットを得る方法として良いのではないかと思います。
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こんにちわ!西村です!
今回は足の指の大切さについてお話します!
最近、足の指に力が入らない方が多い気がしています!
○ 片足立ちでグラグラしてしまう
○ スクワットやしゃがみ動作で足の外側にばかり体重が乗ってしまう
という方は要チェックです!
《チェックポイント》
①足の指をしっかり握れますか?(強くグーができればOK)
②足の指周りの皮膚が硬くなっていませんか?特に足指の付け根
現代の環境は裸足で歩くことが少なく、靴下や靴で足を覆うことが多い為、足指の力が衰えやすいそうです。
足指は足や腰の筋力をバランスよく使う支点になっており、力が入らないと体重を上手く支えることができず、
筋力のバランスが乱れ、腰痛、膝痛、股関節痛などにつながります。
《セルフケア》
①足の指を各関節でしっかり曲げたり、指の間を1本ずつ広げるようにストレッチしましょう!(手を使ってOK)
②タオルを床に置き、足の指で手繰り寄せましょう!(タオルギャザー)
③足の指でグー、チョキ、パーが出来たら最高です!
ぜひチェックしてみてください(^^♪
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こんにちは。芝公園整骨治療院の藤本です。
皆さん、ゆっくりと、細く長く、しっかりと息を吐けていますか?
以前のブログ(10月6日のブログ)で、腹式呼吸について、『吐く時は鶴の様に、吸う時は亀の様に』という、中国の吐納法(=呼吸法)において言われる要領を紹介しました。
普段は無意識で行っている呼吸ですが、どうやら我々現代人は、ゆっくりと、細く長く、しっかりと息を吐くということが意外と苦手の様です。
これには、横隔膜がしっかりと使えていないとか、胸郭(肋骨)が十分に動いていないとか、様々な要因はありますが、今回はストローを使った呼気の練習について紹介したいと思います。
お腹の中から(とはいっても実際には肺からですが)ゆっくりと、細く長く、しっかりと息を吐く練習としてよく行われるのが、ストローを使った呼気の練習です。
方法は至って単純で、口にストローをくわえ、ストローを通して息を吐くという方法です。
ストローを通して息を吐く感覚をつかんだら、
今度は、ストローを使わずに、
しかし、ストローをくわえている時と同じように、軽く口をすぼめて、
ゆっくりと、細く長く、しっかりと息を吐いてゆきます。
息を吐き切ったら、口を閉じ、鼻から自然にスーッと息を吸います。
中国の伝統的養生法における吐納法(=呼吸法)の中でよく行われる口の形の要領としては、
ストロー呼吸の様に軽く口をすぼめた際に、舌の尖端を下前歯の裏側の付け根に軽く付け、軽く開いた上下の前歯の隙間を通して、すぼめた口から、細く長く、しっかりと息を吐いて行くようにします。
この口の形を取ると、何となく、細く長く吐ける様な気がしませんか?
ある程度、息を吐き切ったら、口を軽く閉じ、今度は、舌の尖端を上前歯の付け根に軽く付け、鼻から自然と息を吸います。
この舌の尖端を前歯の裏側の付け根に付けるというのは、身体の前後の正中線を通る、任脈・督脈という二つの経絡と関係します。
(今年4月28日のブログ『唾液はくすり(?)』に関連したことを書いてありますので参考にしてみてください。)
前回も書きました通り、一口に呼吸法と言っても世の中には様々な方法があります。
目的や行う方の身体の状況によっても息の吐き方や吸い方は変わりますが、一先ず、ゆっくりと、細く長く、しっかりと息を吐けるようにする為の練習として、上記の方法がご参考になれば幸いです。
呼吸は、本来意識してはコントロール出来ない自律神経を、自分でコントロール出来る唯一で有効な方法です。
試しに、ご自身の手首の脈を触りながらゆっくりと呼吸してみてください。
息を吸う時は脈がやや速くなり、吐く時は脈がややゆっくりになるのが分かると思います。
それくらいストレートにカラダに影響を与えます。
ゆっくりと、細く長く、しっかりと息を吐き、
深い呼吸で、身体を芯から整えて行きましょう!
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前回は、酸素カプセルが身体に効く仕組みとして、
気圧が上がることで血液中に直接溶け込む溶解型酸素が増え、
それによってより多くの酸素が身体中の隅々にまでに行き渡る様になる、というお話をしました。
この説明をして差し上げると、患者さんからよく、
アスリートが行っている高地トレーニングと同じ様なもの?
という質問を受けることがあります。
カプセルの中では気圧を高くするのに対して、高地トレーニングは、逆に気圧の低い高地に行ってトレーニングをするというものです。
気圧の低い高地では酸素も薄い状態になっています。
酸素が薄い中でトレーニングをすると、より多くの酸素を取り込もうと、酸素を運搬する役目の赤血球が増加します。
赤血球の増加は高地から降りて来てもしばらくの間はその状態が持続しますので、
酸素濃度が通常である環境下に戻ったら、しばらくは、赤血球が増加している分より多くの酸素が体内を運搬されるので、パフォーマンス・アップにつながる、
というのが高地トレーニングの仕組みです。
酸素を運搬する赤血球の数を増やすのか(=高地トレーニング)、
赤血球で運搬される以外の溶解型酸素を増やすのか(=酸素カプセル)、
という点で両者は異なります。
当院の酸素カプセルは、気圧を上げることはもちろん、酸素濃縮器が設置されていて、カプセル内に濃縮酸素が送られていますので、より良い効果が期待できます。
酸素を多く取り込む、という説明をして差し上げると、もう一つ、時々受ける質問に、
酸素を多く取り込むと活性酸素が発生しませんか?というご心配があります。
環境や食生活の悪化、ストレス社会といった要因で、体内で発生した活性酸素が身体を酸化させて傷つける、というお話はよく耳にするところだと思います。
酸素の働きは前回お話しした通りですが、実は、通常の代謝活動の中でも、消費した酸素の約2%は活性酸素に変化しています。
つまり、通常でも一定の割合で活性酸素は発生しているのです。
そして活性酸素は、細菌や異物を分解する免疫的な働きを担ってくれています。
また、発生した活性酸素は、体内の抗酸化酵素によって適度に処理される仕組みもあります。
問題は、過剰なストレスや生活環境・生活習慣の乱れによって、活性酸素が過剰に増えることや、身体の抗酸化機能が落ちることにあります。
酸素カプセルは、不必要に活性酸素を発生したり、過剰に発生させる様なことはありませんのでご安心ください。
酸素カプセルがどのようにカラダに効くのか、という仕組みを二回に渡って紹介させて頂きました。
ご興味を持たれた方、疲れが取れ難い、コンディショニングとして利用したい、などといった方々、是非一度お試しください!!
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