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こんにちは。芝公園整骨治療院の藤本です。
『寂しい生活』(稲垣えみ子・著/幻冬舎文庫)という本を読んだことはありますか?
題名には「寂しい」とありますが、内容は決して寂しい本ではなく、楽しく読める本です。
少し前の本ですが、一時期メディアにも取り上げられたので、ご存知の方もいらっしゃると思います。
この本の著者は、原発事故をきっかけに節電をはじめたのですが、
それが単なる節電にとどまらず、
身の回りの家電製品を次々と手放して、ほぼ電気を利用しない生活を送るようになります。
その様子と、その過程で得られた様々な(悟りにも似た)気付きが紹介されたのがこの本です。
この著者は、『電気は無いもの』として生活するので、外出した先では、もちろんエレベーターやエスカレーターは一切使いません。
そうした生活を続けていく内に、著者は、階段を昇り降りしても段々と息が切れることがなくなり、体幹が鍛えられてゆくのを実感していったそうです。
そこから、著者は、高いお金を払ってジムに行かなくても、街中がどこでも『マイ・エクササイズジム』だと気付くに至ります。
そうなんですよね。その気になれば運動する機会はどこにでもあるんですよね (^^;
その他にも、この本には色々と面白く、参考になる(と私は感じた)様々な『節電』にかかわるエピソードが紹介されています。
そして、最後はなんと哲学的(?)に、
『家電のことを突き詰めて考えてゆくと、結局は「生きるとはどういうことなのか」という問題に突き当たってしまう』という考えに至ったことが書かれています。
家電は確かに便利で私たちの生活を豊かにしたように思えますが、
『人間が「できること」を機械に譲り渡していくと、人間のすることはどんどんなくなってゆきます』、
『私たちは便利になったと喜んでいる一方で、「生きる」ということを少しづつ手放しているんじゃないか?
動くことは生きているというこということであり、生きているということは動くことなんじゃないでしょうか?』
という思いに至ったことも述べられています。
健康長寿を考える上でも、人生を考える上でも、なかなか考えさせられることの多い一冊でもありました。
このブログでも、運動する(動く)ことの大切さを色々と紹介してきましたが、その観点からも、参考になる本だと思います。
もちろん、「節電」に関することも、物価高騰の中での節電のヒントになることもあると思います。
まだ読んだことのない方は是非この年末年始にでも読んでみてはいかがでしょうか?
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〜首、肩、腰の痛みや交通事故施術〜
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こんにちは。芝公園整骨治療院の藤本です。
昨今「老化」を「病」のひとつと捉え「治療」しようという考え方があることは聞いたことがある人もいると思います。
『老化は治療できるか』(河合香織・著/文春文庫)という本は、そうした「老化治療」の最新研究について紹介した本です。
そもそも人間の寿命は何歳なのか?
一時期メディアなどでも良く紹介されていた「テロメア仮説」は人にも当てはまるのか?
最近よく耳にする「老化細胞」が慢性炎症を引き起こすというのはどういうことか?
・・・などと言った話が分かりやすく紹介されています。
最新研究と最新技術によって人体の様々な器官を取り換えできる可能性が広がっている現代医学。
それでも脳だけは(今のところ)取り換えが限りなく不可能に近く、老化研究の最も大きなテーマは、「脳の老化をいかに防ぐ(最小限に抑える)か」であることも語られています。
そんな「老化研究」の最前線を紹介した本書ですが、ある研究者の話しとして、
『結局のところ、長生きするために「これが必要だ」というミラクルな答えはない』、
そして『研究を進めていくと、(長寿になるための方法は)結局は、昔から言われている養生訓のような内容になります』ということが紹介され、
『健康寿命の延伸を考える際に多くの研究者が最終的に口をそろえるのは、長生きをするための生活習慣とは、『バランスの良い生活』を送ることである、という基本』である、ということも紹介されています。
そして、『老化や健康をめぐる新しい知見を人はもとめがちだが、まずはこの「当たり前」に思える要素をいかに守れるか、その前提があって初めて最先端の研究も本来の意義を持つ、ということだろう』とも述べられています。
様々な健康情報が溢れる昨今。良かれと思って取り組んだ健康法や摂取した健康食品によってかえって健康を害することも生じています。
先ずは足元の生活習慣から見直してみるのも良いのかも知れませんね。
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こんにちは。芝公園整骨治療院の藤本です。
新年度が始まって、1カ月半近く。
ゴールデンウイークも終わり、この後、7月までは祝祭日の無い日々が続きます。
この時期になると話題になるのが「五月病」です。
メディアでも五月病らしき症状での医療機関受診が増えているといった話題が日々報じられていますね。
その中でよく「五月病」に対する対策が紹介されますが、
その内容というのは、概ね、
「バランスのとれた食事」や「規則正しい生活」、「軽い運動」、あるいは「朝陽を浴びること」などです。
(番組や監修した医師によって多少違いはありますが、概ねこの様な内容が多いですね)
こうして見ると、これらは何も「五月病」に限らず、「健康」一般を考えた時の基本的な要素ですね。
裏を返せば、こうした「生活の基本」が乱れれば、五月でなくとも、休日明けには同様の症状が出現しうるということでしょう。
(「仕事をしたくない」というメンタル要素に関してはまた別の問題があるかと思いますが…)
休日、ゆっくり休んだつもりが反って怠い、週明けが辛い、という方は、
休日の時間を有意義に楽しみながらも、
休日の「就寝・起床のリズム」や、日中の「適度に活動的な生活」を少しだけ見直してみてはいかがでしょうか?
ちなみに、「軽い運動」や「適度に活動的な生活」という点に関しては、「運動」でなくても「外出」や「お散歩」、お庭のある方なら「お庭の手入れ」などでも良いでしょう。
逆に、平素ほとんどカラダを動かさないのに休日だけ急にハードに運動する、と方がいらっしゃいます。
平素の運動不足を取り戻そうと思ってかも知れませんが、反ってカラダに負担となることもあるので、内容や加減には注意が必要です(できれば日々の生活の中で平均的に運動するのが理想です)。
生活に気を付けてみても上手く体調が調わない場合には、一旦人の手に委ねて、カラダの緊張を緩め、血行を良くし、自律神経を整えるのも良いでしょう。
整体、マッサージ、針灸、様々な方法がありますので、是非ご自分に合ったメンテナンス方法を探してみてください。
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こんにちは。芝公園整骨治療院の藤本です。
天候も気温もコロコロと変化し、冬と初夏を行ったり来たりしたような春でしたね。
急に暑くなった日もあったため、既に春の熱中症も出ていたようです。
これから益々暑くなってくると本格的に心配なのがこの熱中症です。
熱中症の対策としては、暑さにからだを徐々に慣らすことが挙げられますが、
普段からの適度な発汗習慣も熱中症対策になります。
(昨年もこのブログで紹介しましたね。この時期ですので再度ご紹介です)
発汗は、カラダから水分が蒸発することによって上昇した体温を下げ、体温調節を行います。
ところが、 常に空調などで調節された快適過ぎる(?)空間に居て汗をかく機会が少なかったり、
運動習慣が無くて、定期的に発汗をする習慣が無いと、
汗を出す機能がお休みモードに入った休汗腺が増えてしまいます。
そうなると、いざ汗をかかないといけない状況で上手く汗をかけず、
適切な体温調整、つまりクールダウンが出来辛くなります。
適度に運動をして適度な発汗習慣をつけることは、まだ本格的な暑さではないこの時期にできる熱中症対策です。
熱中症に対する運動のメリットは他にもあります。
カラダの保水量は、ある程度、筋肉量に比例すると言われています。
したがって、ある程度しっかりと筋肉に刺激を与えるような運動をして、
筋肉を落とさない様にしておくことは、
カラダの保水量を増すことにもつながり、脱水や、熱中症の予防対策にもなるのです。
運動をはじめるにはちょうど良いこの時期に、
是非、運動習慣をつけてみてはいかがでしょうか??
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こんにちは。芝公園整骨治療院の藤本です。
四月に入りましたが、春の季節、あるいは年度の切り替え時期は『こころのトラブル』が増えやすいと言われます。
以前にも一度紹介したことのある『脳を鍛えるには運動しかない』(ジョンJレイティー・著/野中香方子・訳/NHK出版)という本には、
軽度のうつにも重度のうつにも運動が有効であると書かれていています。
運動がうつに効くメカニズムとしては、(超大雑把に言うと)運動すると、皆さんも聞いたことがあるノルアドレナリンやドーパミンなどの放出量が増えることで、達成感や幸福感が増し、うつの諸症状が改善されるということです。
また、定期的な運動習慣は、ドーパミンの放出量が増えるだけでなく、ドーパミンの受容体を作る酵素も増えるので、よりうつの改善に効果があるとのことです。
本書には、うつだけでなく、不安症や依存症など、様々な「こころ」の問題についても、それに対する運動の効果が紹介されいています。
興味のある方は是非ご一読ください。
「こころ」の問題だけでなく、認知症をはじめとする様々な「脳」の問題に心配がある方、予防したいと考えている方にも、運動は有効です。
気候も暖かくなってきました。
脳を鍛える為に、是非、気候の良いこのタイミングに運動をはじめてみてはいかがでしょうか??
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こんにちは。芝公園整骨治療院の藤本です。
今年もあっという間に三月に入りました。
寒暖の差が激しいながらも比較的暖かい日も多かった冬ではなかったでしょうか?
日本では春は新年度の始りですが、
自然界でも、春は、芽吹き時というように、自然界の万物が新しく生じ、生き生きとした生気が満ちる季節だとされます。
(中国の古い思想では、「春・夏・秋・冬」各々の働き・性質を、「生・長・収・蔵」と表します)
ですから、人も、春は、朝は少し早く起きて庭を散歩するのが良い、と中国の古い医学古典には書かれています。
そのようにして、気持ちも身体ものびやかに、活き活きと生活するのが春の季節に適った養生の方法だ、というのです。
「春眠暁を覚えず」とも言いますが、春は朝ダラダラと寝ていない方が良いようですね。
(逆に、秋や冬は、朝は少し遅く起き、夜は早く寝て、日の出・日の入りに合わせた生活が良いとされています。早起きはともかく、日の入りに合わせた生活というのは、現代社会ではなかなか難しいですね…)
要は、季節に合った規則正しい生活を送り、春は少し活き活き・のびのび、活動的に生活しましょう、ということなのですが、
この規則正しい生活が、現代人には意外と難しいようです……
現在の健康維持の為、そして将来の健康長寿の為にも、年度のはじまりに是非、習慣を見直し、「規則正しい生活」を習慣づけてみてはいかがでしょうか??
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こんにちは。芝公園整骨治療院の藤本です。
皆さん、『本を読むだけで脳は若返る』と聞くといかがですか??
実はこれは、任天堂のゲーム『脳トレ』の監修者として知られる川島隆太先生の著書のタイトルです。
(『本を読むだけで脳は若返る』 川島隆太・著/PHP新書 )
この本では、たとえば、
『文庫本を1冊読むだけで、ビジネスパーソンの創造性が向上した』
『読書習慣は、子どもの脳の発達を促し、その結果として学力も向上する』
といった例が挙げられています。
その他にも、
認知症の方々に『日本語の文章を声に出して読むトレーニングを行ってもら』ったところ、『認知症の方々の認知機能が「向上」した』といったことも書かれています。
こうした効果は、本であればどのようなジャンルの本でも得られるようです。
ただ、『写真やイラスト、マンガが中心の雑誌や書籍』よりも、小説などのような『活字が中心のもの』の方が、『前頭前野を含めて脳が全体的に働きやすいということが実験からわかって』いるそうです。
また、『デジタルコンテンツよりも紙媒体による読書のほうが、語彙習得や文章理解力、社会への応用度が向上するという研究結果』もあるそうです。
しかし、そもそも最近では、「活字」を読むよりも「動画」を見る人の方が多いかもしれません。
なんと、実験結果によると、『スマートフォンを使って動画を見ると、情報処理をほとんどしていないボーっとしているときよりも脳活動が下がる』のだそうです。
しかも『興味深いのは、学習にかかわるコンテンツを動画で見せても、背外側前頭前野の「思考の脳」の活動が低下』しているのだそうです。
つまり、動画やモバイル端末を使った学習は、実は学習効果があまり高くない可能性がある、とのことです。
そうすると、ゲームの「脳トレ」も効果がないのでは?と思った方もいらっしゃると思いますが、
「脳トレ」の開発に関しては、『脳トレのアプリを使っているプレイヤーの脳をリアルタイムで調べ、背外側前頭前野がきちんと働いているかどうかを確かめながら開発を進め』、『脳の計測や効果の検証を繰り返しながら、確かに効果があるといえる、専門的な表現をすれば「統計的に有意」と言える確かな脳のトレーニングアプリを構築していった』のだそうです。
ですので、こうした実験・検証を経ていない『脳トレ』アプリやグッズは、実は効果が期待できない可能性もあるとのことです。
寿命が延びた一方、将来の認知症発症などを心配する方も多い現代です。
便利になった世の中は、身体を動かす機会も少なくなりましたが、頭を働かせる機会も少なくなっているかも知れません。
身体の健康はもちろんですが、脳の健康の為に、紙の本で活字を読むことを見直してみてはいかがでしょうか??
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こんにちは。芝公園整骨治療院の藤本です。
平均寿命が長くなっている現代、身体の健康はもちろん、脳も健康でい続けたいと願う人は多いと思います。
脳の健康を維持する為には、身体を動かすこと、つまり運動こそが良いのだというお話は以前にも何度か紹介しました(2022年12月28日、9月13日、9月10日、2021年5月11日ブログなど参照)。
筋肉は、30歳を過ぎれば誰もが既に筋力・筋肉量の低下がはじまっている、というお話も以前紹介しました(2021年9月10日ブログ)。
脳に関して言えば、なんと、20歳くらいをピークにして脳の萎縮というのは始まってくるそうです。
しかしその一方で、脳萎縮の程度や具合については、後天的な取り組みによって、脳の萎縮の程度を遅らせたり、短期的には若返らせることも可能だということが最近の研究では分かってきているようです(先天的な面も大きく、個人差もあるようですが)。
その方法の一つとしては、やはり運動が挙げられるようですが、単調な繰り返し運動よりもダンスや太極拳の様な複合的な運動が効果的のようです。
単調な運動でももちろん効果はあるのですが、複合的な動きの方が脳の多くの部位が同時に刺激され、より効果が高いようです。
こうしたデータは、MRIによって脳の状態を検査(可視化)出来るようになったことで、分かってきたことが多い様です。
こうした研究報告を紹介した『健康脳』(渡邊啓太・著著/マイナビ新書)という本には、上記のような運動と脳萎縮の関係以外にも、睡眠時間と脳萎縮の関係、BMIと脳萎縮の関係、食事と脳萎縮の関係など、脳の健康に関する様々な研究報告やデータが紹介されています。
とても読みやすく、かつ分かりやすく書かれている本ですので、気になる方は是非ご一読いただき、健康脳を維持する一助にして頂ければと思います。
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みなさん、お正月はゆっくりと過ごせたでしょうか?
のんびりリフレッシュ出来た、という方がいらっしゃる反面、
旅行や帰省の移動で疲れ、反ってお正月疲れを感じている方もいらっしゃるかも知れません。
また、旅行先、帰省先で美味しいものを沢山食べ過ぎた…と、内臓(胃腸)の疲れを感じている方もいらっしゃるかも知れません。
中医学では、お酒やお餅など、お正月によく食べるものは湿邪を溜め、胃腸に負担をかけやすいと言われています。お正月疲れの一因ですね。
前回、お屠蘇には飲酒やお餅によって溜まりやすい湿邪を取り除く意味合いがあることをお話しましたが、
一月七日に食べる七草粥もまた、正月料理や飲酒で弱った胃腸を休めたり、冬に不足しがちなビタミンを補うなどの意味があると言われます。
お屠蘇や七草粥といった慣習は、お正月に無病息災・健康長寿を願う単なる儀礼的な慣習ではなく、薬膳的にちゃんと意味合いがある古人の知恵なのですね。
現代では七草粥を食べる習慣もあまり無くなっているかと思いますが、興味がある方は作って召し上がってみてはいかがでしょうか(ネットに作り方が沢山出ています)。
ちなみに春の七草、私もなかなか覚えられませんが(地域によっても多少違いがあるそうです)、一度覚えてみるもの楽しいかも知れません。
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こんにちは。芝公園整骨治療院の藤本です。
もうすぐお正月ですね。
昨年も掲載しましたお屠蘇のお話です(ネタの使い回しです)。
お正月に飲む「お屠蘇(とそ)」ですが、「屠蘇(とそ)」とは「屠鬼蘇生(ときそせい)」、つまり「鬼を屠(ほふ)って、生を蘇らせる」という意味です。
新年に当たって、「鬼や邪気を払い、無病息災、一年の健康を願って飲む」ものだということが出来ます。
中国の古い文献では、年末のある時期から薬草などの材料を井戸に浸けることから始まって、年始に飲む際にも、年少者から年長者の順に飲むなどの作法が記されています(作法には諸説あります)。
「屠蘇」を構成する薬草の処方内容には諸説ありますが、現在使われている主要な処方内容は、「胃腸を元気」にし「体の湿邪を除く」ような生薬が主となっています。
年末年始は「美味しいものをたくさん飲み食いして体重が一気に増えた」なんて声も時々耳にしますが、
味の濃い食事やお酒の多飲は体に湿邪を溜め込めやすくなります。
また、“鬼”や“邪気”というのも、何も迷信的なものだけを言うのではなく、「体の外部からやって来て、体内に侵入して害をなすもの」だということが出来ます。
「かぜ(感冒)」のことを「風邪」とも書きますが、「ふうじゃ」とはまさに“風”に乗って体の外部から侵入してくる“邪気”のことです。
冬場は風邪(ふうじゃ)に寒邪(かんじゃ)が合わさった風寒邪が体に侵入しやすくなります。
年末年始の多忙で抵抗力が落ちていたり、暴飲暴食で体に負担をかけていると、そこに乗じて風寒邪が侵入し、「かぜ」を引いたり、体調を崩しやすくなります。
「お屠蘇」というのは、つまり、単なる縁起モノの儀礼的な風習という訳ではなく、
年末年始の多忙や多飲多食によって胃腸にかかる負担(湿邪)を取り除き、元気を蘇らせるといった漢方的知恵でもあるのです。
この時期、スーパーやドラッグストアのレジ横あたりに「屠蘇散」なんかを置いているお店もあります。
興味を持たれた方は是非飲んでみてください。
年末年始、体調を崩すことなく、健康に新年を迎えましょう!!
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