Blog記事一覧 > 鍼灸 | 芝公園・浜松町・赤羽橋・三田 芝公園整骨治療院 - Part 4の記事一覧
こんにちは。芝公園整骨治療院の藤本です。
コロナのオミクロン株が急速に蔓延し、全国で第五波を超える勢いとなっています。
重症化のリスクは少ない様ですが、単純に数が増えて来ていることで『まん防』の適用範囲も増えて行きそうですね。
「あ~、またか・・・」と、メンタル面に与える影響は少なくないと思います。
精神的なストレスは、当然、肉体にも影響を与え、身体の不調を招きかねません。
話は変わりますが、鍼灸で用いるツボには、「神」や「霊」、「魂」といった文字の付くツボが多くあります。
神道や神門、神堂、霊道や霊台、または魂門などといったツボです。
「神」や「霊」、「魂」は、オカルト的な意味ではなく、「精神」の「神」=「こころ」を表しています。
つまり、「こころ」の「通り道」や「出入りする門」、「こころ」の「居場所」、といった意味のツボです。
他に、意舎や志室といった名前のツボもあります。
「意」や「志」というのは「こころ」の様相、働きの一面を表しています。
例えば「志」は、何か目的に向かって動こうとするこころの働きです。
鍼灸医学では、こうした『精神(こころ)(の働き)』は『五臓(内臓)』に宿っていると考えています。
つまり、精神(こころ)の状態はそのままストレートに身体(肉体)の状態に影響し、
身体(肉体)の状態もまた精神(こころ)の状態に影響を与えるのです。
上記の様に、鍼灸のツボには「こころ」を表す名前のツボが多くあります。
つまり、鍼灸では、身体(肉体)のツボに刺激を与えることで、
精神(こころ)の状態によって引き起こされた身体の不調を改善し、
肉体の不調を改善することで、そこに宿っている精神(こころ)の状態も整えられるのです。
コロナ禍が長引く中、何となく原因不明の身体の不調が現れている方もいらっしゃると思います。
睡眠や便通、女性であれば生理など、もともと規則正しかったものが乱れてきた、という方もいらしゃるでしょう。
こうした、現代風に言えば「自律神経の失調」や「ストレスによるもの」と言われる様な症状にも鍼灸は有効です。
思い当たる症状のある方は是非一度ご相談ください。
コロナ禍を健康維持して乗り切りましょう!!
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〜首、肩、腰の痛みや交通事故施術〜
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こんにちは。芝公園整骨治療院の藤本です。
寒さが増し、先日は東京でも大雪となりました。
コロナの再拡大も心配ですが、こうした寒い時期は、普通に風邪をひきやすい時期でもあります。
風邪(かぜ)は風邪(ふうじゃ)とも読みます。
風邪(ふうじゃ)は、風に乗って自然界から人体に侵入して来て悪影響を及ぼす邪気という意味です。
寒邪が風邪(ふうじゃ)に乗ってやって来る風寒邪が体に侵入すると、ブルブル、ゾクゾクっと寒気を感じて風邪(かぜ)の引き始めになります。
最初にゾクゾクっと寒気を感じる首や背中には、風門や風池、風府といった名前のツボがあります。
文字通り、「風邪(ふうじゃ)が侵入してくる門」や「風邪(ふうじゃ)が集まりやすい場所」、という意味のツボです。
鍼灸の施術では、こうしたツボに針やお灸をして寒気を追い出しますが、
ご家庭では、ゾクゾクっとした段階でこうしたツボの辺りをホカロンや蒸しタオル、あるいはレンチンする保温グッズなどで温めてあげることで対処できます。
後は、暖かくして休んで頂ければ、汗と共に寒気が追い出され、たいていの風邪(かぜ)の場合は初期の段階で解決できます。
(発汗した場合には、反って冷えない様に着替えて再び暖かくしてください)
あと、意外と見落としがちなのは、膝から下や足元の防寒を怠ってしまうことです。
先に紹介した風門というツボは、足の太陽経という経絡上にあります。
この経絡は、後頭部から背骨の両側を背中、腰と下り、下肢の後面を通って足の小指まで通っています。
足元が冷えると冷えがこの足太陽経を逆流して背中に上り、風門あたりで体の中に侵入すると考えられています。
寒さが厳しいこの時期、腰や腹、背中はもちろん、膝から下、肘から下といった末端も十分に暖かくするよう心掛けてください。
当院では、この冬、腹巻やレッグウォーマー、アームウォーマーにハンドウォーマーなど、防寒・保温グッズをラインナップを揃えて販売しています。
是非ご利用頂き、風邪知らずで元気に冬を越しましょう!!
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こんにちは。芝公園整骨治療院の高橋です。
今日は鍼灸について②です。
鍼灸は症状や疾患に適した経穴(一般的に言うツボです。)に金属の細い針を刺したり、もぐさに火をつけ身体に刺激をくわえることでカラダの持つ
自然治癒力を高める治療法です。
では、何故、鍼灸は効くのか?
そのメカニズムをお話しましょう。
人体には病気やケガを自分で治す自然治癒力。それと外から入ってくる病原体から身体を守る免疫力が備わっています。
傷害を受けるとそれらのシステムが働き様々な反応が起こります。
例えば、血管を広げ酸素や栄養をたくさん含んだ新鮮な血液を呼び込み新陳代謝を高めたり、
異物と戦う白血球を呼び寄せ傷ついた部位から感染を防ぎます。
鍼灸はこの反応を利用します。
皮膚や筋肉に目に見えない傷や火傷を作り
筋肉の血液を改善し肩凝り、腰痛を良くしたり
傷害を負った部位の修復を促します。
さらに、皮膚や筋肉などに刺激が加えられると自立神経の活動が変化し、自律神経が支配する臓器・器官の働きが
反射的に調節される仕組みも備わっています。
鍼灸施術はその仕組みを利用して自律神経に働きかけ、血管の調整をしたり臓器の働きを良くします。
その結果、血圧が調整されたり、ホルモンバランスが整えられたり、免疫系が活性化したり等
全身の広範な効果が引き起こされます。
ですから、鍼灸施術を受けていると体調が良くなり、病気になりにくくなるんです。
当院も少しづつ鍼灸施術をされる方が増えています。
今、お悩みの症状でまだ鍼灸やったことないな。試してみようかな?と
お考え中の方がいましたらお気軽にスタッフにご相談ください。
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こんばんは。芝公園整骨治療院の高橋です。
先日お灸は何から出来ているの?と聞かれたので今日はそれにお答えします。
まず灸施術ですが、もぐさを米粒半分くらいの大きさに捻り、皮膚の上に置いて、線香にて点火します。
このもぐさは日本全国で生息しているある植物から作られています。
ちなみに食べたことがある方もいるかも知れません。
その植物は・・・・・・草餅や団子にも使われている「よもぎ」です。
道端にも生えているので身近に感じるかもしれませんね。
ここで、簡単にもぐさの作り方をご紹介します。
まず、使うのはよもぎの葉っぱの部分のみなので葉のみを集めて日光で天日干しします。
湿気は大敵なので空気が乾燥している秋冬に作ることがおおいみたいです。
乾燥が不十分であると出来上がりの品質にも影響しますので、機械乾燥させるところもあるみたいです。
天日干しでは晴れの日にしっかりと乾燥させましょう。
乾燥した葉は石臼で細かく粉砕しすり潰します。
石臼で粉砕したよもぎは、まだもぐさになる毛と、粉砕された葉肉、茎などが混在する、粉末の状態です。
長通しというふるいの役割をする機械の中に粉砕したよもぎを入れ、回転させて撹拌することで、
もぐさと雑物をふるい分けます。
最後に唐箕(とうみ)というふるいの様なものにかけて選別して完成となります。
当院では直接皮膚に乗せて施術することもありますが、症状に応じて台座灸や箱灸など症状により変えております。
気温が下がりだしてきました。体調管理の為にも当院のご利用をお待ちしております。
ご予約はインターネット予約またはお電話でのご予約でお願いします。
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こんにちは。芝公園整骨治療院の藤本です。
冷房の出番が増えてきましたね。
冷え性の方は、冬の寒さ以上に手足の冷えが気になる季節かも知れません。
クーラーのきいたオフィスの中や電車の中で手足が冷えて、上着を羽織ったりひざ掛けをしたり、
場合によっては夏場でもレッグウォーマーが手放せない方もいらっしゃいます。
一方で、夏のクーラーの中でも、冬場の寒い中でも裸足で平気、手も温か。
むしろ足などは火照って熱く、
掛布団から足を出して冷えた壁に足を付けていないと眠れないという強者もいます。
冷え性の方からすれば、
『冷え性が無くて良いですね~』と羨ましく、健康体そのものに見えるかも知れません。
ところがちょっと要注意です!!
人間の体は冷気に触れたり、冷たい水に触れたりと、体を冷やす要因の中では、
四肢末端や体表の血管を収縮して熱の放散を抑え、
生命維持に大切な内臓や脳へと血液を還流し、
体温を維持しようとします。
つまり一定の条件下で手足が冷えてくるのは、ある程度は正常な反応です。
一方、いつも手足が温かという人は、
末端や体表の血管が開きっ放しで熱を放散し続けている状況で、
その分、体幹の深部、内臓が冷えている可能性があります。
つまり『隠れ冷え性』、『内臓冷え性』の可能性です。
意外と下痢しやすかったりお小水の回数が多かったりしませんか?
冷え性が無い(むしろ暑がり)と思って油断して体を冷やしていては将来大変なことになります。
また、手足の冷え性でも、
手足の両方が冷える「四肢末端冷え性」タイプの場合もあれば、
足だけが冷える「下半身冷え性」のタイプや、
足は冷えているけどむしろ上半身は暑がりの「冷えのぼせ」タイプの人などもいます。
こうした状況は、冷えている末端への血液循環が悪い状態や、熱のバランスが悪い状態。
末端が冷えているからといって、必ずしも内臓や体の中心まで冷えているとは限らない場合もあります。
そういった人が、「冷え性だから」と、胃腸や体を温める食事や補助食品で一生懸命「体質改善」を行っていてもあまり効果がないかもしれません。
場合によっては胃腸や内臓に熱がこもって他の熱症状が出ないとも限りません。
口内炎や吹出物がよく出る、便秘がちで便が乾いて硬い、のどがよく乾く……などの症状はありませんか?
胃熱や腸熱の症状かも知れません。
「冷え」は様々な体の不調を引き起こします。
体は冷えているより温まっている方が健康でいられます。
しかし、「冷え性」を考える場合、
体“全体”が冷えているのか?
体の中の寒熱のバランス(カラダの上下や、中心と末端のバランス)が偏っているのか?
その辺りをしっかりと見極めて行かなくてはなりません。
冷えと熱、陰と陽、虚と実。
自然界の状況は常に相反するものがセットとなって、そのバランスの中で成り立っています。
“どちらか一方”、“何か一つ”、ということはありません。
人間の体、健康状態、病気になっている状態にもまた同じことが言えます。
東洋医学や鍼灸医学では、
熱いから冷やす(熱を下げる)、冷えているから温める、ということ以外にも、
こもっている熱を冷えている部分に誘導して温めたり、
冷えている部分の冷気でオーバーヒートした熱をクールダウンしたり、と、
相反するものの間で互いに加減しあってバランスを良くする、という診方も大切にしています。
6月16日のブログで紹介した様に、鍼灸では、
一見症状とは関係の無い様な離れた場所に治療点(ツボ)があることなどは、
こうしたバランス観による部分があるのだと思います。
なかなか改善しない、原因が良く分からない、
そういった症状は、一度違う視点からの診方でお身体を診てみるのも良いかも知れません。
お悩みの症状のある方は、是非一度ご相談にいらしてください。
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こんにちは。芝公園整骨治療院の高橋です。
今回は鍼灸についてお話します。
鍼灸といえば肩こり、腰痛、膝の痛みといった
運動器疾患のイメージがあるかも知れませんが、そんな事はございません。
NIH(米国国立衛生研究所)による、鍼灸施術で有効性がある疾患として
次のものがあげられています。
【神経系疾患】
神経痛・神経麻痺・脳卒中後遺症・自律神経失調症・めまい・頭痛・不眠・精神系疾患
【運動器疾患】
関節炎・リウマチ・頚肩腕症候群・頸椎捻挫後遺症・五十肩・腱鞘炎・腰痛・外傷の後遺症(打撲・むちうち・捻挫)
【呼吸器系疾患】
気管支炎・喘息・風邪及び予防
【循環器系疾患】
高血圧低血圧症・動悸・息切れ
【消化器系疾患】
胃炎・消化不良・胃下垂・下痢・便秘・肝機能障害・胃十二指腸潰瘍
【代謝内分泌系疾患】
糖尿病・痛風・脚気・貧血・バゼドウ氏病
【婦人科系疾患】
更年期障害・生理痛・月経不順・冷え性・不妊
【耳鼻咽喉科系疾患】
耳鳴り・難聴・メニエール病
【眼科系疾患】
眼精疲労・疲れ目・かすみ目
【小児科疾患】
虚弱体質の改善・小児神経症(夜泣き、かんむし、消化不良、不眠)
結構幅広い疾患に対応しているのがわかるかと思います。
もちろんすべての鍼灸師がこれらの疾患に対処できるわけではなく
それぞれ得手不得手があり、なになに専門と謳っている治療院もあります。
治療院を選ぶ時にはホームページなどを確認の上選ぶ方がいいかと思います。
当院の鍼灸師も一人一人やり方が違うので面白いかと思います。
鍼灸のいい所を体感してみてください。
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こんにちは。芝公園整骨治療院の藤本です。
鍼や灸、吸い玉などの施術は、幅広い疾患に用いられますが、
鍼や灸、吸い玉などの施術がどのように効くのか?
これについては、現代科学(医学)的な解釈では様々な学説(解釈)があって、
統一した見解が無いのが現状です。
中国の伝統的な医学では、痛みや疾病に関する一つの大原則として、
「通則不痛、不通則痛(通ずれば則ち痛まず、通ぜざれば則ち痛む)」
という原則があります。
気の流れでも、血液の流れでも、水分の流れでも、身体を巡って流れているものが、
滞りなく流れている(通っている)と痛みは生じないが、
滞って通りが悪くなると痛みが生じる、という原則です。
川の流れでも、水路の流れでも、流れが悪くて詰まりや滞りが生じると、
そこにゴミが溜まったり、停滞した水が腐敗して悪臭を放ったりしますよね。
詰まった場所から水が溢れ、周囲に浸水して悪影響を及ぼしたりすることもあります。
鍼の施術は、そうした水路の停滞を鍼の刺激で取り除いたり、
経絡上のツボを刺激することで、各所水門の開閉を調整して水の流れをコントロールする様なもの
だと考えて頂くと良いかも知れません。
灸の刺激は、凍った川の水が陽の光で溶かされて流れが良くなるように、
温熱刺激で体内の循環を良くするイメージで良いでしょう。
抜缶(吸い玉)は、まさにバキュームする様に詰まりを取り除き、
同時に、吸引することで血管などの通路を広げて通りを良くすると考えてください。
この様に、伝統的な鍼灸医学の考え方では、
痛みだけでなく、婦人科やその他の不調も、
すべてカラダを流れる気・血・水の滞り(不通)が原因であり、
この滞り(不通)を通せば、健康なカラダが手に入る、と考えている訳ですね。
中国の古い養生の本には、
「流れる川の水は腐らない、動いている戸の枢(蝶番)は朽ちない。身体もまたそのようである。」
という言葉があります。
“カラダは動くように出来ているので、適度に動き、体内の循環を良くしていれば、長く健康を保てる”という訳ですね。
カラダを冷やさず、適度に動き、循環を良くするように心掛けましょう!
そしてご自身の養生だけでは追いつかない場合には、放っておかずに、
鍼や灸、吸い玉の施術で“カラダの流れ”を整えるようにしてください!
こんにちは。芝公園整骨治療院の藤本です。
鍼灸専門の治療院などでは珍しくないことだと思いますが、
整骨院などで鍼灸を行っていると、症状のある部位から離れた場所に鍼を打っていると、患者さんから珍しがられることがあります。
針灸は常に上下・左右・内外・表裏、全体の繋がりの中で身体を診る医学ですが、
今回はいくつかのツボを紹介しながら針灸医学の特長を知って頂ければと思います。
足の外踝(そとくるぶし)の上5寸に「光明」(こうめい)というツボがあります。
名前の通り、”はっきりと良く見えるように”という意味のツボで、
足にあるツボですが、眼の症状に効果があるとされます。
外踝とアキレス腱の間にある「崑崙」(こんろん)というツボの名は中国の伝説上の山の名前です。
ツボが踝(くるぶし)のすぐそばにあり、踝が山のような形であることからこの名がついたという説もありますが、
足首から遠く離れた頭部の症状を治すことから、
頭部の重要性と、頭部が高い位置にあることを崑崙山に譬えてこの名が付けられたという説もあります。
手首の少し上にある「養老」(ようろう)というツボは、読んで字の如く、「老を養う」、
つまり加齢によって生じる諸症状、例えば腰痛などに用いられます。
痔や脱肛には、頭頂部にある「百会」(ひゃくえ)というツボを使って下に降りているものを引き上げようとしたりします。
このように、目や頭部に効くツボが足にあったり、
腰痛の治療で手に針を刺したり、
肛門の症状に頭頂部のツボを使うなど、
一見無関係に思える場所に施術すべきツボがあるのは針灸医学の面白いところかも知れません。
もちろん施術すべきツボは離れた場所ばかりにある訳ではありません。
目のすぐそばにも目のツボはありますし、腰そのものにも腰痛のツボはあります。
お腹には胃腸や便秘のツボが沢山あります。
「阿是穴」(あぜけつ)というツボなどは、特定の点(ツボ)を指すのではなく、辛いところを押してみて、
「阿、是!(アー、シー)」、つまり「あー、そこそこ!」
という場所がそのままツボである、とするものです。
辛い所(症状のあるところ)を中心に鍼を打つこともあれば、
辛い所から離れた場所に鍼を打つことも、
またその両方に打つこともあります。
それは、どの方法が良いとか悪いとかではなく、
症状や目的に応じたり、また、その先生の考え方によったりもします。
問題は、症状のある場所と原因や施術ポイントがほぼ一致していることもあれば、
原因や施術すべきポイントが症状から遠く離れた場所にあることもある、ということです。
これは実は現代医学でも同じことで、足の痺れは腰椎に原因があったり、頸椎を治療することで手の痺れが治ったり、というのと同じです。
最近は、現代医学の方面でも、ファシア(筋膜)が注目されたり(4月16日のブログもご参照ください)、
「臓器たちは語り合う」といった”人体の巨大ネットワーク”が注目されるなど
(丸山優二・NHKスペシャル「人体」取材班 /NHK出版新書)、
全身の繋がりをかなり重視している様に感じられます。
これを針灸医学では、全身をめぐる〝経絡″という繋がりの中で診て、施術すべき適切なツボを選択してゆくのです。
要は、きちんと原因を見極め、全体のバランスの中で、適切な施術箇所を見つけることが重要ということですね。
当院には様々なタイプの鍼灸師がいますので、
ご興味のある方は是非、色々な鍼灸治療をお試しください。
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こんにちわ!芝公園整骨治療院の高橋です。
眼精疲労でお悩みの方は当院の鍼灸施術を受けてみませんか?
特別な丸型の温灸を用いて目に温熱刺激を加えます。
もちろん首肩眼球周りにも鍼灸施術していきます。
あまり見慣れない形のお灸ですが肌に直接お灸するわけではありません。
空気の対流熱とお灸の熱で温めていきます。
ホットタオルやヒーターなどは表面的に温めるのに対し
お灸の熱はカラダの深部に行きわたります。
さらに個人差はあるのですが
2~3日程カラダの中にお灸の熱が残ります。
1回の施術で割と効果を感じやすいかと思います。
PC、デスクワークの方でぜひ一度お試しください。
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こんにちは。芝公園整骨治療院の藤本です。
皆さん鍼灸治療における置鍼という言葉はご存知ですか?
鍼灸治療の流れの中で、ツボや必要な部位に鍼を刺した状態で、一定時間、そのままにしておくことです。
特に中医学(中国の伝統医学)に基づいた鍼灸を行うところでは、施術中に20分~30分以上置鍼することも少なくありません。
鍼灸師が鍼を刺し終わった後、「では、このまましばらく休んでいてください」とベッドサイドを離れ、
そのまま30分以上も放置されると、知らない人は、「あれ?先生、私の事を忘れていない?」と不安に思う人もあるかも知れませんね。
この置鍼、一体どういった意味があるのでしょうか?
伝統的な鍼灸医学では、人体にはツボとツボを連絡している「経絡」というルートが12本あり、
気はその経絡を一日に50周していると考えられています。
つまり、気が12本の経絡を一通り循環するのに約30分かかる計算になります。
ツボに鍼を刺した後、30分程度そのままにしておくのは、
ツボに刺した鍼の刺激が相互干渉しながら経絡を一巡し、全身に鍼の効果を及ぼすのに必要な時間だという訳です。
もちろん症状や目的、患者さんの体質によっても置鍼時間は変わりますし、
針を刺して即効する場合もあります。
また、一口に鍼灸治療と言っても、鍼灸の流派や鍼灸師の考え方、各々の治療院の方針によってもその施術方法は様々なので、一概には言えない部分もありますが、
少なくとも置鍼の時間は、忘れている訳でも、何もしないで放置している訳でもなく、
積極的にそのままにしている、ということです。
置鍼している間は、じわじわと効いてきている時間ですので、
できるだけリラックスしてゆったりとお休みになって頂ければと思います。
当院には様々なスタイルの鍼灸師が在籍しております。
色々なやり方の鍼灸を受けてみて頂くのも良いと思います。
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