置鍼について
こんにちは。芝公園整骨治療院の藤本です。
皆さん鍼灸治療における置鍼という言葉はご存知ですか?
鍼灸治療の流れの中で、ツボや必要な部位に鍼を刺した状態で、一定時間、そのままにしておくことです。
特に中医学(中国の伝統医学)に基づいた鍼灸を行うところでは、施術中に20分~30分以上置鍼することも少なくありません。
鍼灸師が鍼を刺し終わった後、「では、このまましばらく休んでいてください」とベッドサイドを離れ、
そのまま30分以上も放置されると、知らない人は、「あれ?先生、私の事を忘れていない?」と不安に思う人もあるかも知れませんね。
この置鍼、一体どういった意味があるのでしょうか?
伝統的な鍼灸医学では、人体にはツボとツボを連絡している「経絡」というルートが12本あり、
気はその経絡を一日に50周していると考えられています。
つまり、気が12本の経絡を一通り循環するのに約30分かかる計算になります。
ツボに鍼を刺した後、30分程度そのままにしておくのは、
ツボに刺した鍼の刺激が相互干渉しながら経絡を一巡し、全身に鍼の効果を及ぼすのに必要な時間だという訳です。
もちろん症状や目的、患者さんの体質によっても置鍼時間は変わりますし、
針を刺して即効する場合もあります。
また、一口に鍼灸治療と言っても、鍼灸の流派や鍼灸師の考え方、各々の治療院の方針によってもその施術方法は様々なので、一概には言えない部分もありますが、
少なくとも置鍼の時間は、忘れている訳でも、何もしないで放置している訳でもなく、
積極的にそのままにしている、ということです。
置鍼している間は、じわじわと効いてきている時間ですので、
できるだけリラックスしてゆったりとお休みになって頂ければと思います。
当院には様々なスタイルの鍼灸師が在籍しております。
色々なやり方の鍼灸を受けてみて頂くのも良いと思います。
芝公園整骨施術院・鍼灸院・整体院
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