Blog記事一覧 > 針灸 | 芝公園・浜松町・赤羽橋・三田 芝公園整骨治療院の記事一覧
こんにちは。芝公園整骨治療院の藤本です。
そろそろ桜(ソメイヨシノ)も咲き始め、春本番が近づいて来ました。
春先は、不眠などの睡眠障害や自律神経症状、鬱などの「こころ」の不調が出やすいと言われます。
中国の伝統医学では、「こころ」は「魂・神・意・魄・志」の五つに分類されて、「肝・心・脾・肺・腎」の「五臓」に宿っていると考えられています。
また、「怒り」や「喜び」、「思う」や、「悲しみ」、「恐れ」などといった「感情」も、各々「五臓」の状態と密接な関係にあると考えられています。
つまり、「からだ」の状態はそのまま「こころ」の状態であり、「こころ」の状態はそのまま「からだ」の状態なのです。
針や灸といった伝統医学は、からだのツボに刺激を与え、からだをめぐる気血を整え、五臓六腑の状態を整えることで、「こころ」の状態も整えてゆきます。
新年度を目の前に、不眠などの睡眠不調、胃腸の不調、気分の落ち込みや自律神経症状などで気になる方、
是非一度針灸治療をお試しください。
新年度を迎える前、今のうちにしっかりとカラダ・メンテナンスしましょう!!
芝公園整骨施術院・鍼灸院・整体院
〜首、肩、腰の痛みや交通事故施術〜
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東京都港区芝2-8-13KITAハイム芝201
03-6400-3511
こんにちは。芝公園整骨治療院の藤本です。
「正月太り」という言葉があります。「年末年始に美味しいものを食べ過ぎて太ってしまった」ということですね。
今年は数年ぶりに行動規制の無い年末年始であったため、帰省したり旅行したりと移動した方も多かったのではないかと思います。
しかしやはり移動先では、コロナを用心してあまり出掛けず、屋内でのんびりと過ごした、という人も多いのではないでしょうか?
そうすると、運動不足も手伝って体重が増加しやすくなりますね。
「正月太り」に限らず、よく「痩せるツボはありませんか?」という質問を受けることがあります。
私の場合、基本的には『運動してください』とお伝えしています(笑)。
単純な「足し算・引き算」の関係で、摂取カロリー(摂取量/≒食べた量)が消費カロリー(消費量/≒動いた量)を上回れば、当然その分は蓄積に回ってしまいます。
お正月に食べる「お餅」や、お酒の飲みすぎなどは、中医学では身体に「湿邪」を溜めやすいと言われます。
湿邪は、余分な水分が停滞して身体に負担をかける様になったもののことで、ひどくなると粘っこい「痰湿」となって体内に停滞し、更に負担をかけます。
湿邪は中医学で言う「脾胃」(≒胃腸などの消化器系)に負担をかけます。
「脾胃」の働きが悪くなると、余分な水分を上手く捌けなくなりますので、より湿邪が溜まりやすくなります。悪循環ですね。
お正月に飲む「お屠蘇」や、正月明けに食べる「七草粥」などは、弱った胃腸を元気にし、体内の湿邪を排出しやくするもので構成されています。古人の知恵ですね。
「痩せるツボ」ではありませんが、こうした疲れた胃腸の働きを賦活して湿邪を取り除くのに有効なツボはあります。
向う脛の中間あたりでやや外側にある豊隆というツボや、みぞおちとお臍の中間あたりにある中脘というツボです。
(豊隆: 膝蓋下外側の窪みと足関節の中央とを結んだ線の中間から一横指外側 / 中脘:前正中線上の臍の上4寸)
ご家庭ではこれらのツボを温めたり、お灸をすると良いでしょう。
その他、平素から喉に痰が絡みやすい、などといった方にも、これらのツボは有効な場合があります。
中医学では、痰が溜まる所は肺や喉ですが、痰が作られる所は脾胃だとする考えがあるからです。
また、暴飲暴食をしている訳ではないのに軟便下痢気味の方、
適度に運動をしているのにむくみやすい方などの一部にも有効な場合があります。
こうしたツボ刺激で補助しながら、基本的には、食事や運動などの生活習慣に注意してください。
今年も一年、健康に過ごしましょう!!
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こんにちは。芝公園整骨治療院の藤本です。
空気が冷え込んできましたね。
暖かい屋内と、空気が冷えた屋外を出入りした際などに、気温の変化で咳き込んだり鼻水が出る。しかし温度に慣れると咳や鼻水も止まる、といった経験のある方は少なくないのではないでしょうか?
いわゆる『寒暖差アレルギー』の様な症状です。
この様な症状、中医学的には、外部からの刺激から体表部分を防衛している「衛気」の機能が上手く働いていない為だと考えます。
針灸や漢方などの中国伝統医学では、人の身体には「気」が流れていて、その気の流れが悪くなったり過不足を生じた状態が「病」だと考えます。
身体を流れる「気」は、その働きや流れる場所などによって、「宗気」や「元気」、「営気」などと様々に名称が変化します。
その中で、体表を流れていて、外的刺激から身体を表面で防衛しているのが「衛気」です。
寒暖差アレルギーの様な場合には、外気の寒熱の変化に対して衛気が上手く働かないため、寒気や暖気が一時的に邪気(風邪ふうじゃ)として身体内部に侵入し、気の流れを乱して一時的に風邪(かぜ)様の症状が出る、と考えます。
対策としては、前回のコラムでも出てきた様に、あまり空調に頼り過ぎた一定温度の快適空間ばかりにおらず、普段から多少の寒暖差を皮膚に与え、衛気を働かせて鍛えておくこともひとつです。
また、最近ではあまり見かけなくなりましたが、乾布摩擦などを行うのも有効だと思います。
針灸治療では、例えば、「肺」の経絡上にある「孔最」というツボ(下図左)は、呼吸器の急性症状を緩和したり肺の経絡の通りを良くする効果があり、咳症状の緩和と共に衛気の調整機能改善にも効果が期待できます。
また、「外関」というツボ(下図右)は「外の関門」といった意味で、外気の温度変化などに対する防御機能や寒熱の調節機能を調えるツボとして有効です。
日本では、風邪をひいて針灸にゆく、という発想はあまり無いと思いますが、長引く咳やアレルギー性の症状の場合には針灸が有効であることも多いですので、気になる症状がある方は一度ご相談ください。
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こんにちは。芝公園整骨治療院の藤本です。
最近、『寒暖差疲労』という言葉がメディアでも取り上げられていましたので聞いたことがある方もいらっしゃると思います。
前日との気温差や、一日の中での気温差が7度以上ある様な場合に、自律神経の調整機能が乱れて様々な身体の不調が出るものを指します。
症状としては、文字通りのだるさなどと同時に、肩凝りや頭痛、内臓症状では食欲不振や便秘・下痢などが現れることもあり、人によっては、めまいや不眠、イライラなどの気分の乱れも現れます。
自律神経である交感神経と副交感神経は、身体の活動モードと休息モード、体温の上昇と下降などを調整しており、ちょうどアクセルとブレーキの様な関係でバランスを取り合っています。
寒暖差が大きいと、気温の変化に身体を対応させようと、急激に何度もアクセルとブレーキをかけることになり、調整がききにくくなってくるのです。
自律神経の調整機能は、普段の生活習慣(生活リズム)が大きくかかわることは言うまでもありません。
また、寒暖差に対する自律神経の調整機能については、筋肉量や運動習慣、発汗習慣も関係します。
筋肉は熱を発生させ体温を上げます。一方、発汗によって体温は下がります。
運動と休息はアクセルとブレーキのメリハリをつけ、その調整機能を鍛えます。
在宅の時間が長く、空調(冷暖房)がきいた快適な空間の中であまり動かない。
その為に身体を動かして適度に心拍数が上がったり、発汗する機会も少ない。
となると、アクセルとブレーキの加減や、スイッチのオンとオフといった切り替えが鈍くなってゆきます。
そこに来て寒暖差が大きいと、自律神経の調整機能が追い付かず、上記の様な症状が現れる、という訳です。
対策としては、単純に、運動をする(適度に心拍を上げたり発汗する機会を持つ)、規則正しい生活を送る、空調(冷暖房)に頼り過ぎない、といったことが挙げられます。
つまり、普段から自律神経のアクセルを踏んだりブレーキをかけたり、スイッチを入れたり切ったり、ということを適度に、そして緩やかに行っておくことで、その調整機能を働かせて鍛えておくということです。
入浴で身体を温め発汗したり、首肩のストレッチを行うことも有効です。
生活習慣の改善だけでは追いつかなかったり、症状が強く出ている場合などは、針灸なども有効です。
針や灸の刺激は、滞った血流を改善したり、また、緊張を緩めたり、逆に働くべき機能を賦活したりといった効果があります。
季節の変わり目の体調不良にお悩みの方は、是非ご相談ください。
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こんにちは。芝公園整骨治療院の藤本です。
正座をしたりしゃがみこんだ姿勢が続いた後、立ち上がろうとすると膝がスムーズに伸び辛く、痛みもある、という方、いらっしゃいますよね。
正座そのものは出来るし、しゃがみこむ(蹲踞の様な)姿勢もできる。
立って動き始めてしまえば(動き始めは若干ぎこちないけれども)、歩いたり走ったり、階段を昇り降りしたり、普段の動作は何ともない。
しかし立ち上がり、動きはじめに不具合がある。
こうした膝の症状と言うと高齢者の方の症状の様に思いますが、早ければ40代後半から50代くらいの方でもこうした経験のある方が少なくないようです。
人によっては、(痛みほどではないけど)常に膝関節にはばったい感じがある、という方もいらっしゃいます。
特にコロナ禍で在宅勤務などが増えた中で、こういった症状が出た方もいらっしゃる様です。
これは大雑把に言えば、膝の関節の「油切れ(潤滑油切れ)」の様な状態です。
こうした症状が、吸い玉(抜缶)で改善することがあります。
吸い玉は、吸引することによって、
①硬くなった皮膚を引き伸ばし、皮膚の柔軟性を改善します。
②皮膚の下の脂肪組織や、浅い部位の筋肉、その筋肉を覆う筋膜なども吸引によって引き伸ばされ、柔軟性が改善します。
③また、皮膚、脂肪組織、筋肉、筋膜などが相互にこびりついた様な状況を引き剥がし、相互の動きを滑らかにします。
④そして、吸引によって毛細血管を広げ、循環を良くし、組織に潤いを戻します。
膝の関節は蝶番の様な関節ですが、実際には、扉の蝶番の様な単純な軸回転ではなく、軸が回転しながら転がるようにスライドして動きます。
膝のお皿も、膝の曲げ伸ばしに伴って、膝関節の上をスライドしています。
したがって、膝関節の動きにとって、関節を覆うように付いている筋肉や皮膚の柔軟性と滑走性は大切です。
関節の構造的な問題が大きい場合は適応外のこともありますが、
そうでない場合には、上記のような事柄の改善で症状が軽減し得ます。
ある意味これは膝関節に限らず、腰や肩、首など、身体のあらゆる部位についても言えることです。
単純に運動不足が原因のこともありますので、動ける範囲で先ず運動をしてみることもオススメしますが、
それでも動きや動きの感覚に不具合を感じる場合、興味のある方は、是非一度、吸い玉の適用についてもご相談ください。
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こんにちは。芝公園整骨治療院の藤本です。
耳の中でセミの鳴いている様な音や金属音の様なキーンという音が常にしている耳鳴りは不快なだけでなく大変ストレスにもなる症状です。
耳鳴りそのものもストレスですが、そもそも耳鳴りの原因の一つにストレスが挙げられます。
以前、この様な患者さんがいらっしゃいました。数年前から毎日約10時間に及ぶ慣れないPC作業が続き、それに伴ってふらつき、肩こり、眼の疲れ、頭痛といった症状が出現した後に耳鳴りが出現した、ということで相談にいらっしゃいました。
また別の患者さんは、元々長年(意識を向けると)耳鳴りがあるものの平素は音に慣れてしまっていました(程度によって耳鳴りの音には慣れも出てきます)。ところが上記に似た多忙とストレスが続いた後に悪化し、睡眠にも影響が出てきたといって相談にいらっしゃいました。
最近では元々あった耳鳴りがこのコロナ禍で悪化したというケースも聞きました。
これらのケースは、中医学(中国の伝統医学)的には、多忙によって気血が損耗し、身体上部にある頭部や耳目などに十分な気血が行き届かなくなった上に、ストレスによって生じた気の停滞・鬱積が長引いて熱化(鬱熱)し、その熱が上衝して耳に影響したことが原因として考えられます。
こうした場合、針灸治療では、先ず気血を補いながら、同時に停滞した気の巡りを良くすることを考えます。
例えば、手の「合谷」と足の「太衝」というツボの組合せにはその働きがあります。
これに耳を通る経絡上で手首近くにある「外関」と言うツボを取るなどして症状の改善を図ってゆきます(各々下図1枚目~3枚目)。
日常生活で十分な休息を取りリラックスしてもらうことも大切な治療の一要素となります。
もちろんストレス以外の原因も考えられます。
中医学では五官の中で「耳」は「腎」の臓との関係が深いと考えます。
中医学では、「腎」という臓は〝先天的なエネルギー〟を蓄えている臓で、成長や老化と密接な関係があります。
「腎」は「耳」以外にも「歯」や「骨」とも関係が深く、その為、加齢と共に「腎」(≒先天エネルギー)が弱くなって来ると、「歯」が弱くなったり、「骨」が弱くなって背中が丸くなったりしやすくなると考えます。
同様に、「腎」の衰えによって「耳」が十分に栄養されなくなると耳鳴りや難聴を生じてくるという訳です。
加齢は自然現象なので補うにも限界はあるかも知れませんが、加齢以外に、大病の後や、著しく体力を消耗するようなことがあった後などに発症したものもこのタイプに当てはまります。
この場合は、例えば、腎経の原穴である足の「太谿」というツボで「腎の気」を補いながら、耳のすぐ前方にある「聴宮」というツボで耳局所の血流改善を図ったりしてゆきます(下図1枚目~2枚目)。
耳鳴りはなかなか簡単な症状ではありません。
それ故、長期に渡ってお悩みの方も多くいらっしゃいます。
様々な治療を試している方も多いと思いますが、針灸治療を試したことが無い方は、選択の一つとして是非針灸もお試しください。
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こんにちは。芝公園整骨治療院の藤本です。
痛みがあるのは不快ですし苦痛ですよね。
では、この痛みにはどういった種類があって、どういった仕組みで生じるのかについて見てみたいと思います。
痛みは、大きく分けると次の三種類に分類されます。
①侵害性疼痛(侵害受容性疼痛)
切り傷や打撲、骨折、あるいは、お腹が痛い、喉が痛い、歯が痛い、といった、誰もが経験したことのある様な痛みがこれに当たります。
からだの組織には、組織の損傷を感知する痛みの侵害受容体があります。
侵害受容体とは、いわば、組織の異常を感知するセンサーやアンテナの様なもので、その多くがが皮膚や内臓に分布しています。
上記の様な「痛み」は、組織の損傷や刺激、炎症によって、痛みのセンサーが刺激されたことによって生じる(感じられる)感覚(痛み)です。
②神経障害性疼痛
上記の痛みに対して、センサーやアンテナと脳とを繋いでいる神経のケーブルが傷害されたり変調をきたして生じる痛みがこれに当たります。
神経や脊髄だけでなく、脳自体の損傷や機能障害によって生じるものもあります。
侵害受容性疼痛に比べると、治療が難しかったり、症状が長引いたりし易いとも言われます。
障害を受けている部位と痛みを感じる部位とが離れていることがあるのもこのタイプの痛みです。
手術やケガで傷つけた後に生じる神経痛や、帯状疱疹(ヘルペス)後の神経痛、三叉神経痛、あるいは、がんによる神経の圧迫や浸潤で生じる痛みなどがあります。
③心因性疼痛
これは上記の二つに当てはまらない痛みです。
つまり、痛みを感知するセンサーやアンテナ(侵害受容体)、あるいは、それを伝えるケーブル(神経)に異常が見当たらない痛みです。
心理的要因によるものなので、薬剤と精神心理療法などが併用されることが多いものです。
上記ふたつの疼痛に比べるとまれなケースです。
とは言え、どのような痛みも心理的要因によって悪化します。
例えば、慢性の痛みがある人は、痛みが再発もしくは増悪することに対する不安や恐怖によって痛みを感じやすくなり、同程度の身体疾患の人に比べても痛みが強調あるいは増強して感じられる様になります。
こうした心理的要因によって悪化する慢性の痛みを慢性疼痛症候群と言います。
以上が「痛み」の大きな三つの分類です。
③については、①や②に比べると「まれ」であるとは書きましたが、
「痛み」、特に「慢性痛」に対する「脳」の関与や「心理的要因」は、近年、特に注目され、研究も進んでいます。
私たち整骨院や鍼灸院の施術というのは、マッサージなどの手技や、鍼・灸、その他の道具を用いた施術によって、痛みの閾値をコントロールしたり、あるいは、血流を良くすることで損傷した組織の回復を促進することで痛みの軽減を図ってゆきます。
長引く痛み、頑固な痛みにお悩みの方は、是非ご相談ください。
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こんにちは。芝公園整骨治療院の藤本です。
今年の東京は6月の内から猛暑日が続きました。
短い梅雨も終わって、これからまだまだ暑い日が続きそうです。
熱中症予防のためにも水分摂取は必要ですが、水分摂取が多過ぎたり、冷たいものを飲み過ぎると、胃腸が元気を無くしてきます。
プールに長く浸っていると皮膚がふやけてきたり、反って体を冷やしますよね。
胃腸も多量の水分に浸り続けることで冷えたりふやけたりして働きが悪くなる、そんなイメージです。
そのような状態にも針灸治療は効果を発揮します。
針や灸を受けたことの無い人でも、ツボに少し興味があれば『足三里(あしのさんり)』というツボの名前は聞いたことがあるかも知れません。
胃腸のツボ、滋養強壮のツボとして知られたツボで、松尾芭蕉が足三里に灸をすえながら旅をした、ということでも有名です。
胃や腸の働きを調えたり、弱った胃腸に元気を与えるのは針灸治療が本来得意とする分野なのです。
夏バテではありませんが、以前こんな患者さんがいらっしゃいました。
体質的にかなりの胃腸虚弱で、体力が無く、食も細く、西洋薬は胃に触るということで、継続的に漢方の煎じ薬を服用していました。
しかしある時、あまりにも体調が崩れ、煎じ薬はそのにおいだけで受け付けなくなりました。
そのため、(においや味が気になり難い)製剤漢方に切り替えたのですが、それでも胃に入ると気持ち悪くなって受け付けないといった具合でした。
胃腸虚弱を治すために漢方薬を服用していたのですが、その薬すら受け付けないくらい胃腸が弱ったのでは漢方薬もその効力を発揮することができません。
食事もほとんど取れなくなり、漢方薬局からの紹介で針灸にいらっしゃいました。
それだけ体力が弱っているので針灸の刺激量や使うツボは色々と工夫を要しましたが、治療を重ねる毎に、針灸の刺激で少しずつ胃腸が活動をはじめ、簡単な食事が取れるようになりました。
その後、漢方薬が服用できるようにまで回復し、再び漢方薬の治療に戻ってゆきました。
お薬はお薬の、針灸は針灸の特徴、特質があり、それらを活かして上手に使い分けや併用をすることを学んだ症例でした。
夏バテや胃腸の不調に対するセルフケアとしては、市販のお灸を使って足三里のツボに施灸するのも良いでしょう。
水分摂取が多くなりがちなこの時期の胃腸の不調や身体のだるさなどは、6月14日のブログ(湿邪に因る不調)で紹介したツボもご参照ください。
セルフケアでは間に合わない体のだるさや、胃腸虚弱・便秘などの胃腸不良でお悩みの方は是非一度、針灸治療を試してみてください。
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こんにちは。芝公園整骨治療院の藤本です。
東京もとうとう梅雨入りしました。
これから湿度が高い日が続くことになります。
湿度が高いと痛みや不調を増悪させることは以前のブログでもお話しました(2021年4月5日、7日ブログ『お天気痛』その1,その2)。
自然界では常に、乾燥や湿気、寒気や暑気が入れ替わり訪れます。それ自体は自然な現象です。
しかし、その程度がひどく、人体に侵襲すると、それらは燥邪や湿邪、寒邪や暑邪といった邪気となって、人体に悪影響を及ぼします。
頭痛や関節痛、あるいは胃痛や食欲不振、その他、身体の重だるさなど、
この時期、雨天・曇天などで出現、もしくは悪化する症状の場合には、中医学では「湿邪(しつじゃ)」の影響を疑います。
湿邪は外から侵襲して来るだけでなく身体内部でも自家発生します。
人体内で「湿」との関係が深い臓腑は脾胃ですが(「脾」は現代医学の「脾臓」とは少し概念が異なります。「脾胃」は「消化器系」くらいにご理解ください)、
水分摂取が多すぎたり、脾胃の働きが低下して、身体の中で余分な水分が上手く捌けずにいると、体内で「湿邪」となります。
湿邪はひどくなると、より濃く粘い「痰湿(たんしつ)」となって体内に停滞します。
風邪をひいた時などに喉に「痰」が絡みますが、中医学では肺は痰が貯留しやすい所、その痰を生成するのは脾胃だとされています。
体内に「湿」が停滞している人は、天候的に湿気が高い時などに、身体の内と外の「湿」が相互に干渉し、症状を顕現、もしくは増悪させます。
こういった場合、針灸では、症状の如何にかかわらず、
腹部にある「中脘(ちゅうかん)」や、向こう脛にある「豊隆(ほうりゅう)」といったツボを刺激することで脾胃の働きを賦活し、体内の湿邪が捌かれるようにして、症状の軽減を図ります。
頭痛なのにお腹や足に針を打つことがあるのは、こういった理由からなんですね。
一見、症状とは無関係に思える場所に針を打ったりお灸をしたりする針灸治療。
なかなか改善しない頑固な症状や、繰り返す慢性症状にお悩みの方は、
少し違った角度から不調の原因を診て施術してみるのも良いかも知れませんね。
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コロナのオミクロン株が急速に蔓延し、全国で第五波を超える勢いとなっています。
重症化のリスクは少ない様ですが、単純に数が増えて来ていることで『まん防』の適用範囲も増えて行きそうですね。
「あ~、またか・・・」と、メンタル面に与える影響は少なくないと思います。
精神的なストレスは、当然、肉体にも影響を与え、身体の不調を招きかねません。
話は変わりますが、鍼灸で用いるツボには、「神」や「霊」、「魂」といった文字の付くツボが多くあります。
神道や神門、神堂、霊道や霊台、または魂門などといったツボです。
「神」や「霊」、「魂」は、オカルト的な意味ではなく、「精神」の「神」=「こころ」を表しています。
つまり、「こころ」の「通り道」や「出入りする門」、「こころ」の「居場所」、といった意味のツボです。
他に、意舎や志室といった名前のツボもあります。
「意」や「志」というのは「こころ」の様相、働きの一面を表しています。
例えば「志」は、何か目的に向かって動こうとするこころの働きです。
鍼灸医学では、こうした『精神(こころ)(の働き)』は『五臓(内臓)』に宿っていると考えています。
つまり、精神(こころ)の状態はそのままストレートに身体(肉体)の状態に影響し、
身体(肉体)の状態もまた精神(こころ)の状態に影響を与えるのです。
上記の様に、鍼灸のツボには「こころ」を表す名前のツボが多くあります。
つまり、鍼灸では、身体(肉体)のツボに刺激を与えることで、
精神(こころ)の状態によって引き起こされた身体の不調を改善し、
肉体の不調を改善することで、そこに宿っている精神(こころ)の状態も整えられるのです。
コロナ禍が長引く中、何となく原因不明の身体の不調が現れている方もいらっしゃると思います。
睡眠や便通、女性であれば生理など、もともと規則正しかったものが乱れてきた、という方もいらしゃるでしょう。
こうした、現代風に言えば「自律神経の失調」や「ストレスによるもの」と言われる様な症状にも鍼灸は有効です。
思い当たる症状のある方は是非一度ご相談ください。
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