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老化防止の最新研究 | 芝公園・浜松町・赤羽橋・三田 芝公園整骨治療院

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老化防止の最新研究

2024.06.17 | Category: 健康情報

こんにちは。芝公園整骨治療院の藤本です。

 

昨今「老化」「病」のひとつと捉え「治療」しようという考え方があることは聞いたことがある人もいると思います。

 

『老化は治療できるか』(河合香織・著/文春文庫)という本は、そうした「老化治療」の最新研究について紹介した本です。

そもそも人間の寿命は何歳なのか?

一時期メディアなどでも良く紹介されていた「テロメア仮説」は人にも当てはまるのか?

最近よく耳にする「老化細胞」慢性炎症を引き起こすというのはどういうことか?

・・・などと言った話が分かりやすく紹介されています。

 

最新研究と最新技術によって人体の様々な器官を取り換えできる可能性が広がっている現代医学。

それでもだけは(今のところ)取り換えが限りなく不可能に近く、老化研究の最も大きなテーマは、「脳の老化をいかに防ぐ(最小限に抑える)か」であることも語られています。

 

そんな「老化研究」の最前線を紹介した本書ですが、ある研究者の話しとして、

『結局のところ、長生きするために「これが必要だ」というミラクルな答えはない』、

そして『研究を進めていくと、(長寿になるための方法は)結局は、昔から言われている養生訓のような内容になります』ということが紹介され、

『健康寿命の延伸を考える際に多くの研究者が最終的に口をそろえるのは、長生きをするための生活習慣とは、『バランスの良い生活』を送ることである、という基本』である、ということも紹介されています。

そして、『老化や健康をめぐる新しい知見を人はもとめがちだが、まずはこの「当たり前」に思える要素をいかに守れるか、その前提があって初めて最先端の研究も本来の意義を持つ、ということだろう』とも述べられています。

 

様々な健康情報が溢れる昨今。良かれと思って取り組んだ健康法や摂取した健康食品によってかえって健康を害することも生じています。

先ずは足元の生活習慣から見直してみるのも良いのかも知れませんね。

 

芝公園整骨施術院・鍼灸院・整体院
〜首、肩、腰の痛みや交通事故施術〜
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中国医学の健康長寿も腎と骨が鍵(2)

2022.04.22 | Category: 健康情報,鍼灸

こんにちは。芝公園整骨治療院の藤本です。

 

4月19日ブログまでの3回に渡った「健康長寿の鍵は、腎と骨だ」というお話の続きとして、

今回は、中医学的養生について、それを教えてくれる書籍を紹介いたします。

 

それが、『老けない体をつくる中国医学入門』(阪口珠未著/幻冬舎新書)です。

サブタイトルにもある様に中国医学の中でも「腎」に焦点を当てています。

4月6日のブログで紹介した『腎臓が寿命を決める』(黒尾誠著/幻冬舎新書)とも何となく共通したタイトルですね。

『腎臓が寿命を決める』では、現代医学的な観点から、

リン含有量吸収率に基づいて、食事によるリン摂取量を抑える工夫などが紹介されていましたが、

本書では、東洋医学的食養生薬膳的なアドバイスが、漢方などの知識と共に豊富に紹介されています。

 

例えば、補うものの一つとしては、クルミなどのナッツ類が良いようです。

中医学では、ナッツ類のクルミは、脳の形に似ているから脳に良い、と言われていますが、

現代的な研究でも、実際クルミ成分良いことが解ってきたといったことなどが書かれています。

(ちなみに、中医学では、髄海と呼ばれ、と関係が深い)

また、中医学の五行論(五行説)という考えでは、の性質があり、色はに応じています。

その為、黒い色をした黒ゴマや、水の中に生息する海藻類も、補うのに良い食材だとされています。

(その他では、例えば、の性質でに、の性質でと対応、などとなっており、この理屈で言うと、「バランスの良い食事」とは、「色とりどりの食事」、と言えるかもしれませんね。)

 

この様な、日常生活に簡単に取り入れられる食養生の知識が、漢方や中医学の基礎知識と共に解りやすく紹介されていますので、ご興味のある方は是非ご参考にして頂き、生活の中に取り入れてみて下さい。

 

ちなみに、本書ではについてはあまり書かれていませんが、

針灸のツボにも、ツボや、経絡流れ良くするツボといったものがあります。

腎が関わる、泌尿器系症状や、生理などの婦人科症状

或いは、臓器とのバランス乱れによって生じる症状、例えば、心(水火)アンバランスによって生じる、のぼせ頭痛不眠などといった、現代的に言えば自律神経症状なども、本来、針灸治療対象です。

針治療にはこの様な内臓不調にも効果がありますので、症状以外でも、気になるお身体の不調がありましたら是非ご相談ください。

 

 

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中国医学の健康長寿も腎と骨が鍵

2022.04.19 | Category: 健康情報,鍼灸

こんにちは。芝公園整骨治療院の藤本です。

 

前回、前々回と、書籍の紹介として、

「老化や寿命のカギは、腎臓と骨(リン)」というお話を紹介しました。

実は、中国の伝統医学では、昔から、「老化や寿命のカギ」「腎臓」にあるとされています。

 

針灸漢方中国伝統医学(以下、中医学とします)で言われる「臓・腑」は、現代医学で扱われる「臓・腑」と名称は同じでも、その捉えられ方には違いがあります。

中医学では、心、肺、肝といった「臓」と、胃、小腸、大腸といった「腑」とが各々ペアを組んでセットとして扱われます。

膀胱ペアを組みますので、現代医学同様、中医学でも腎の働きには泌尿器の作用が含まれます。

これ以外に、中医学では、先天の気を蓄えている所とされています。

先天の気というのは、父母から頂いた生まれながらの生命エネルギーのことです。

(ちなみに、生れ出た後、食事や呼吸によって得られるエネルギーのことを後天の気と言います。)

人はこの先天の気を消耗しながら成長し、老化し、先天の気が尽きた時に最期を迎えます。

ですので、中医学で言われる腎の働きには、泌尿器の作用以外に、生殖成長・老化の作用も含まれています。

 

また、中医学では、各臓器体を構成する要素密接に関わっていると考えていますが、

関係が深いとされています。

(それ以外では、例えば、皮膚や体毛と関係が深く、脈管と、と関係が深い)

 

つまり、中医学では、昔から、老化寿命関係の深い臓として捉えられ、

密接な関係にあると考えらえていたのです。

 

いかがですか? 中医学のカラダの観方は、前回までのコラムで紹介した、「老化や寿命のカギは腎と骨(リン)だ」という最新の現代医学的な観点を見事に先取りしている様にも思えます。

だからと言って、闇雲に、東洋医学(中医学)が西洋医学より優れているとか、伝統医学が現代医学より進んでいるなどと言うつもりま全くありません。

各々、長所・短所がありますので、各々のカラダに対する観方、考え方を互いに参考にし合いながら、上手に使い分けるのが良いのではないでしょうか?

 

ところで、前回のお話では、健康長寿の鍵の一つは、

リンの摂取を抑えることと、骨を強くしてリンを骨に閉じ込めることで、腎臓機能の負担を減らすことでした。

では中医学的にはどのように養生すれば良いのでしょうか?

それについては次回に取り上げてみたいと思います。

 

 

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健康長寿のカギは腎臓と骨(2)

2022.04.12 | Category: 健康情報

こんにちは。芝公園整骨治療院の藤本です。

 

前回、『腎臓が寿命を決める』(黒尾誠著/幻冬舎新書)という書籍を紹介しました。

 

老化促進し、寿命縮める要因(の一つ)は、

血中のリンという成分が過剰になることと、

過剰なリンを排泄する負担によって腎機能低下することである、

という内容でした。

とすると、老化を遅らせ、寿命を延ばす為には、リンの摂取を抑えたいところです。

ところが、このリンという成分、野菜穀物乳製品と、あらゆる食品に入っている様です。

しかも、その含有量が多いとされる食品は、タンパク質が豊富であったり、カルシウムが豊富であったりと、他の栄養素を摂る上でも必要なものばかりなのです。

リンの含有量(過剰摂取)を気にしていると必要なものまで何も食べられなくなりそうですね。

 

本書では、食品リン含有量だけでなく、その吸収率という点からの食事のアドバイスが書かれています。

例えば、大豆などは、リン含有量多いのですが、その吸収率低い形のものだそうです。

ですから、タンパク質等の摂取源として、牛乳摂取割合を少し減らし

その分、大豆製品摂取割合増やすなどの工夫も有効のようです。

 

間違いなく摂取を控えた方が良さそうなのは、スナック菓子食品添加物ファストフード類です。

リン含有量多い上に、その吸収率高い形のものなので、リンを摂取し過ぎることになるようです。

 

食事以外に、私たちが注意出来ること運動です。

前回、リンはその約80%主成分となっていることを紹介しました。

は、体の重み運動の刺激によって適度なストレスがかかることで強くなります。

こうした刺激が無いと、「そんなに強く無くても大丈夫だな」となって弱くなります。

その時、リンカルシウム血中ていっています。

そうすると、血中リン排出する為に腎機能負担が掛かります。

本書では、体を動かす(運動する)ということは、

骨に刺激を与えて、『リンを骨に閉じ込めること』につながり、

結果、血中のリンを濾過排出するという腎機能への負担減らせる、としています。

 

このブログでも運動が大事ということを度々書いて来ましたので、

『え~、また運動!?』と思った方もいらっしゃるかも知れませんが、やはり運動は大事なのですね。

私たちの施術では、硬くなった筋肉や関節を緩めたり、痛みを軽減・緩和することはできますが、

体にストレスを与えて強く(丈夫に)する、というのは、ご自身で運動を行って頂くしかありませんね。

 

久々に書籍の紹介をしましたが、大変読みやすく分かりやすい本です。

老化を遅らせ、寿命を延ばしたい、と思う方、より詳しい内容を知りたい方は、

是非ご一読してみてください。

 

 

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健康長寿のカギは腎臓と骨(リン)??

2022.04.06 | Category: 健康情報

こんにちは。芝公園整骨治療院の藤本です。

 

健康長寿を願わない人はいないと思いますが、

老化の程度や寿命は一体何によって左右されるのでしょうか?

これまでにも、老化寿命を決めるメカニズムについては、テロメアや、活性酸素による酸化、糖分による糖化慢性炎症など、様々な説が論じられています。

これ以外にも、動物の平均寿命は体の大きさに比例する、という説もあります。

但、これに関しては、概ねその傾向はあるものの、

ウサギ(寿命約10年)や(約20年)よりも体の小さいコウモリの方が寿命が長かったり(約30年)、

ゾウ(約70年)よりも体の小さい人間の方が寿命が長いなど、きれいな相関関係にはならないようです。

 

ところが、リンという物質の血中濃度で比較すると、

各動物の寿命リン血中濃度とがきれいな相関関係を描くそうです。

 

この観点から老化や寿命のメカニズムを論じたのが、『腎臓が寿命を決める』(黒尾誠著/幻冬舎新書)という書籍です。

読みやすく、分かりやすく、なかなか面白い本でした。

この本の概要は次の通りです。

先ず、先ほどから出ているリンというのは、その約80%リン酸カルシウムとして骨の主成分となっており、その他、DNA細胞膜主成分にもなっている、体には無くてはならない成分です。

ところが、多すぎると、体内で「細胞毒」「病原体」の様に働き、腎機能低下したり、血管細胞ダメージを与えて老化スピード上げるそうです。

 

その過剰リン排出を担っているのが腎臓です。

腎臓は、尿を作る過程で、血液を濾過して不要なものを排出する一方で、

必要なものは血液中に再吸収し、体内成分のバランスを一定に保つ、という働きがあります。

また、腎臓は、他の臓器との関係性において、パソコンで言えばOSの様な働きをしている重要な臓器だそうです。

死因のひとつとして多臓器不全という言葉を聞いたことがあると思いますが、この多臓器不全も実は腎臓の機能不全が起点になるそうです。

 

この腎臓機能は、60代70代になると、20代の頃の約半分にまで低下するそうです。

一度低下した機能は回復や再生はしないそうですが、大切な臓器だけに、もともとその機能にはかなりの余裕をもっているそうです。

ところが血中リン過剰で、腎臓でせっせと濾過排泄しなくてはならない状況になると、

その負担によって腎臓機能低下拍車がかかり、

老化を進めたり、寿命を縮めることになる、というのです。

 

『腎臓なんて普段あまり意識してこなかったし、リンもよく分からない。

健康長寿を延ばす為には、一体、何をどう気を付けたら良いの?

そう思った方もいらっしゃると思います。

その点についても本書では述べられていますので、次回その要点をご紹介しましょう。

 

 

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一日で一歳老化する??

2021.09.10 | Category: 健康情報

こんにちは。芝公園整骨治療院の藤本です。

 

皆さん、筋肉たった一日一歳老化する、と聞いたらどうですか?

 

ある論文によると、「ヒトは通常30歳ぎると、

1をとるごとに、平均1%づつ筋肉量筋力低下する」そうですが、

トイレ食事時以外たままで過ごすと、一日1%筋肉量・筋力低下」し、

「ましてや、完全安静にしていると、一日2%の筋肉量・筋力が低下してしまう」そうです。

「つまり、たった1日安静でなんと1~2歳老化してしまう」のだそうです。

(上月正博教授/東北大学大学院医学系研究科内部障害学分野教授・東北大学大学院リハビリテーション部部長/「幸せと元気を呼ぶ『らくらく運動療法』:その実際と効果」)

 

ゆっくり休んだに反ってカラダが重だるいだるいから休んでいたら余計カラダなった。

そんな経験のある方もいらっしゃると思います。

休んだつもりが、休み過ぎて、一気に1~2歳カラダがったのかも知れません。

それでは確かにカラダます。

 

以前(8月18日ブログ)にも紹介した『カラダが変わる!姿勢の科学』(石井直方/ちくま新書)によると、

加齢にともなう筋肉量の減少というのは、

高齢になっていきなり起こるものではなく、30歳を過ぎた頃から少しずつ始まっているのですが、

30歳くらいというのは、日常生活を行う程度には、筋肉に十分な余力があるため、

実際には筋肉が落ち始めていても気が付かない様です。

ある程度筋肉量の変化を自覚するくらい落ちて来るのは、だいたい四十五歳から五十歳くらい。

五十歳を過ぎると、そのスピードは加速するそうです。

 

ところで、「具体的にどこの筋肉がどうるのかということについては研究データがあるようで、

「足腰筋肉ほど加齢影響けると結論付けられるそうです。

これらは、姿勢をキープしたり、椅子から立ち上がったり歩いたりと、日常生活の動作で必ず使う筋肉ですので

「極論すると、きてゆくのに重要筋肉ほど加齢影響されやすい」といえる様です。

ところが、セオリーとしては、日常的に活動量の多い筋肉は加齢に影響されにくいはずなので、

なぜ、もっとも活動量の多い足腰の筋肉から衰えてゆくのかは解明されていないそうです。

これに関して石井教授は、

日常生活の動作に必要な足腰の筋肉にとっては『よく使う』ことが『当たり刺激』であり、

そのために、年齢とともにだんだん使用頻度強度ちてくると、

その『当たり刺激』少なくなり、

その結果、筋肉べてってしまう可能性があるのではないか、と推論しており、

これにはエビデンスもあるのだそうです。

(以上、石井直方著『カラダが変わる!姿勢の科学』ちくま新書)

 

姿勢を維持するための筋肉をあまり使っていない(=姿勢が悪い)ことも含め、

長い年月にわたって筋肉をあまり使わない習慣を続けることによって、

筋肉の使い方を忘れてしまったり、筋肉が自分の仕事を忘れてしまう

つまり退化してしまうといううケースもあるようです。

(以上、石井直方著『カラダが変わる!姿勢の科学』ちくま新書)

 

便利な世の中になって、座ったまま、指先一つで何でも出来る時代となり、運動量は減っています。

通勤で歩いているの散歩にも行っている日常で結構動いている、とは言え、

三年前、五年前と比べると、やはり格段に体を動かす機会が減っていませんか?

それに加えて、悪い姿勢が習慣化していませんか?

年齢と共に、より意識して運動をしてゆかないと、日常動作だけではどんどん老化が進んでゆきます!!

 

「運動不足が健康に及ぼすリスクは喫煙に匹敵し、

一日につき15分~30分程度の運動をしない人平均寿命は3~5年短くなる」そうです。

(上月正博教授/東北大学大学院医学系研究科内部障害学分野教授・東北大学大学院リハビリテーション部部長/「幸せと元気を呼ぶ『らくらく運動療法』:その実際と効果」)

免疫力を上げ、抵抗力のあるカラダにするためにも、出来る範囲で是非意識して身体を動かしましょう!!

めざせ!健康長寿!!

 

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