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吐くときは鶴 吸うときは亀 | 芝公園・浜松町・赤羽橋・三田 芝公園整骨治療院

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吐くときは鶴 吸うときは亀

2021.10.06 | Category: 健康情報

こんにちは。芝公園整骨治療院の藤本です。

 

太極拳や気功法など、中国には古くから様々な健康法、養生法が伝わっていますが、

中国の古い養生法や鍛錬法の中では、いわゆる呼吸法のことを「吐納」と呼んでいます。

「吐納」とは、「吐古納新(とこ、のうしん)、つまり、「古きをして、新しきをめるという意味です。

この「吐納(呼吸法)にも様々な種類や方法がありますが、

呼吸法の要領を表す言葉に「吐鶴納亀(とかく、のうき)という言葉があります。

「吐くときは(の様に)、納める(吸ときは(の様に)という意味です。

これは主にいわゆる腹式呼吸要領について言ったものですが、どういうことかと言いますと……;

 

腹式呼吸で吐くというのは、腹部を凹ますことによって横隔膜が上がり、それによって胸郭が狭まることで肺の空気が吐き出されます。

その際、お腹は、少し窮屈になったズボンやスカートを穿くとき時の様に、腹部を四方八方から凹まします。

それに伴って頭頂部と尾骨とが引っ張り合う様に、脊柱が縦に引き伸ばされ、上体が伸ばされる様になります。

その様をちょうど鶴が伸びをしている様子に例えたのが「吐鶴」という言葉です。

一方、腹式呼吸で吸う(納める)というのは、横隔膜が下がることで胸郭が広がると同時に、横隔膜によって押し下げられた腹腔が四方八方に広がります。

その際、尾骨を納めて肛門を引き締め、目線はやや臍を見るようにし、脊柱をゆるめて背中や腰部まで十分に膨らむようにします。

少し丸まるようになる(ほんの少しです。猫背はいけません)その様を、甲羅を背負った亀に例えたのが「納亀」という言葉です。

 

「吐」「納」という言葉は、「呼」「吸」という言葉に比べて、単に鼻や口を通じて空気出し入れするというよりは、もう少し身体の深いところから、そして深いところへの気の出し入れをイメージさせてくれる気がします。

の姿で例えながら身体全体でしっかりと深い呼吸を行うことを表現しているのでしょう。

 

中国の呼吸法には多くの方法や種類があり、行い方も様々です。

紹介した様な腹式呼吸もあれば、武術などでは逆腹式呼吸も重視されよく行われます。

からってから方法もあれば、くのもうのもじてから、という方法もあり、

目的や呼吸法を練習する人の身体の状況に応じて使い分けたりもします。

に五臓六腑に対応した特定発声を行いながら吐いて臓器を刺激する、などといった方法もあります。

中国の養生法以外にも、ヨガ呼吸法や、呼吸法など、呼吸法には様々な方法があります。

 

現代人は呼吸が浅くなりがちだと言われており、様々な不調の原因にもなります。

ご自分の目的や状況に合った呼吸法を見つけて、出来ればはじめは一度きちんと学んでみると良いと思います。

当院スタッフ・西村による呼吸に関するブログ(8月27日、9月14日ブログ)もお役に立つと思いますので非参考にしてみてください!!

 

 

芝公園整骨施術院・鍼灸院・整体院
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唾液はくすり(?)

2021.04.28 | Category: 健康情報

こんにちは。芝公園整骨治療院の藤本です。

 

食事の時に良く噛んで、しっかりと唾液を出し、唾液と良く混ぜて飲み込むことが、

消化吸収を助け、健康増進に役立つことは、皆さんご存知のことだと思います。

 

この「唾液」、中国では昔から「金津玉液」とか「神液」とか呼ばれ、

身体の健康にとって非常に重要な薬液のように考えられてきました。

口の中に唾液を溜めて飲み込むことは養生法(健康法)の一つとして考えられていたようです。

 

「金津玉液」と言えば、鍼灸のツボにも「金津」と「玉液」というツボがあります。

舌の裏側に2本ある青筋(=舌下静脈という血管)の部分がそれにあたりますが、

この2本の静脈、中国の道教や民間の養生法では「青龍」とも呼ばれ、

体内の水を主(つかさど)(現代医学の腎臓とは少し概念が異なります)につながっていると考えられ、

舌の先を上顎の前の方(前歯の付け根の裏側あたり)に軽く付けると、

頭脳労働などでオーバーヒートしたますことが出来ると考えられています。

また、舌の先を上顎の前の方に軽く付けることは、

身体の正面正中線にある任脈という経脈と、

背部の脊柱を走行する督脈という経脈を連絡し、

身体の前後の気を循環させる方法のひとつだとも考えられています。

 

「頭熱のクールダウン」や「気の循環」といった作用はどれくらいあるか分かりませんが、

舌の先上顎の前方軽く付け

閉じで静かに呼吸していると、

口の中にじんわりと唾液が溢れてきます。

しっかりと唾液出し、その唾液飲み込むことは

胃腸に負担をかけがちな現代人の養生法としても

有用な面があるのではないかと思います。

 

しかし何よりも、先ず食事の際はゆったりと時間を取って

ゆっくりよく噛んで頂くように心掛けてください。

 

 

当院には、管理栄養士の資格を持ったスタッフや

トレーナー経験も豊富でスポーツ障害やトレーニングに精通している者、

東洋医学や民間養生法の知識を有する者などが在籍しています。

施術と同時に、日常での姿勢や動作、健康法についてもアドバイスを行っておりますので

疑問に思うことがございましたらお気軽にご質問ください。

 

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