唾液はくすり(?)
こんにちは。芝公園整骨治療院の藤本です。
食事の時に良く噛んで、しっかりと唾液を出し、唾液と良く混ぜて飲み込むことが、
消化吸収を助け、健康増進に役立つことは、皆さんご存知のことだと思います。
この「唾液」、中国では昔から「金津玉液」とか「神液」とか呼ばれ、
身体の健康にとって非常に重要な薬液のように考えられてきました。
口の中に唾液を溜めて飲み込むことは養生法(健康法)の一つとして考えられていたようです。
「金津玉液」と言えば、鍼灸のツボにも「金津」と「玉液」というツボがあります。
舌の裏側に2本ある青筋(=舌下静脈という血管)の部分がそれにあたりますが、
この2本の静脈、中国の道教や民間の養生法では「青龍」とも呼ばれ、
体内の水を主(つかさど)る「腎」(現代医学の腎臓とは少し概念が異なります)につながっていると考えられ、
舌の先を上顎の前の方(前歯の付け根の裏側あたり)に軽く付けると、
頭脳労働などでオーバーヒートした頭の熱を腎の水で冷ますことが出来ると考えられています。
また、舌の先を上顎の前の方に軽く付けることは、
身体の正面正中線にある任脈という経脈と、
背部の脊柱を走行する督脈という経脈を連絡し、
身体の前後の気を循環させる方法のひとつだとも考えられています。
「頭熱のクールダウン」や「気の循環」といった作用はどれくらいあるか分かりませんが、
舌の先を上顎の前方に軽く付け、
口を閉じ、鼻で静かに呼吸していると、
口の中にじんわりと唾液が溢れてきます。
しっかりと唾液を出し、その唾液を飲み込むことは
胃腸に負担をかけがちな現代人の養生法としても
有用な面があるのではないかと思います。
しかし何よりも、先ず食事の際はゆったりと時間を取って、
ゆっくりとよく噛んで頂くように心掛けてください。
当院には、管理栄養士の資格を持ったスタッフや
トレーナー経験も豊富でスポーツ障害やトレーニングに精通している者、
東洋医学や民間養生法の知識を有する者などが在籍しています。
施術と同時に、日常での姿勢や動作、健康法についてもアドバイスを行っておりますので
疑問に思うことがございましたらお気軽にご質問ください。
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