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中国医学の健康長寿も腎と骨が鍵 | 芝公園・浜松町・赤羽橋・三田 芝公園整骨治療院

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中国医学の健康長寿も腎と骨が鍵

2022.04.19 | Category: 健康情報,鍼灸

こんにちは。芝公園整骨治療院の藤本です。

 

前回、前々回と、書籍の紹介として、

「老化や寿命のカギは、腎臓と骨(リン)」というお話を紹介しました。

実は、中国の伝統医学では、昔から、「老化や寿命のカギ」「腎臓」にあるとされています。

 

針灸漢方中国伝統医学(以下、中医学とします)で言われる「臓・腑」は、現代医学で扱われる「臓・腑」と名称は同じでも、その捉えられ方には違いがあります。

中医学では、心、肺、肝といった「臓」と、胃、小腸、大腸といった「腑」とが各々ペアを組んでセットとして扱われます。

膀胱ペアを組みますので、現代医学同様、中医学でも腎の働きには泌尿器の作用が含まれます。

これ以外に、中医学では、先天の気を蓄えている所とされています。

先天の気というのは、父母から頂いた生まれながらの生命エネルギーのことです。

(ちなみに、生れ出た後、食事や呼吸によって得られるエネルギーのことを後天の気と言います。)

人はこの先天の気を消耗しながら成長し、老化し、先天の気が尽きた時に最期を迎えます。

ですので、中医学で言われる腎の働きには、泌尿器の作用以外に、生殖成長・老化の作用も含まれています。

 

また、中医学では、各臓器体を構成する要素密接に関わっていると考えていますが、

関係が深いとされています。

(それ以外では、例えば、皮膚や体毛と関係が深く、脈管と、と関係が深い)

 

つまり、中医学では、昔から、老化寿命関係の深い臓として捉えられ、

密接な関係にあると考えらえていたのです。

 

いかがですか? 中医学のカラダの観方は、前回までのコラムで紹介した、「老化や寿命のカギは腎と骨(リン)だ」という最新の現代医学的な観点を見事に先取りしている様にも思えます。

だからと言って、闇雲に、東洋医学(中医学)が西洋医学より優れているとか、伝統医学が現代医学より進んでいるなどと言うつもりま全くありません。

各々、長所・短所がありますので、各々のカラダに対する観方、考え方を互いに参考にし合いながら、上手に使い分けるのが良いのではないでしょうか?

 

ところで、前回のお話では、健康長寿の鍵の一つは、

リンの摂取を抑えることと、骨を強くしてリンを骨に閉じ込めることで、腎臓機能の負担を減らすことでした。

では中医学的にはどのように養生すれば良いのでしょうか?

それについては次回に取り上げてみたいと思います。

 

 

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健康長寿のカギは腎臓と骨(2)

2022.04.12 | Category: 健康情報

こんにちは。芝公園整骨治療院の藤本です。

 

前回、『腎臓が寿命を決める』(黒尾誠著/幻冬舎新書)という書籍を紹介しました。

 

老化促進し、寿命縮める要因(の一つ)は、

血中のリンという成分が過剰になることと、

過剰なリンを排泄する負担によって腎機能低下することである、

という内容でした。

とすると、老化を遅らせ、寿命を延ばす為には、リンの摂取を抑えたいところです。

ところが、このリンという成分、野菜穀物乳製品と、あらゆる食品に入っている様です。

しかも、その含有量が多いとされる食品は、タンパク質が豊富であったり、カルシウムが豊富であったりと、他の栄養素を摂る上でも必要なものばかりなのです。

リンの含有量(過剰摂取)を気にしていると必要なものまで何も食べられなくなりそうですね。

 

本書では、食品リン含有量だけでなく、その吸収率という点からの食事のアドバイスが書かれています。

例えば、大豆などは、リン含有量多いのですが、その吸収率低い形のものだそうです。

ですから、タンパク質等の摂取源として、牛乳摂取割合を少し減らし

その分、大豆製品摂取割合増やすなどの工夫も有効のようです。

 

間違いなく摂取を控えた方が良さそうなのは、スナック菓子食品添加物ファストフード類です。

リン含有量多い上に、その吸収率高い形のものなので、リンを摂取し過ぎることになるようです。

 

食事以外に、私たちが注意出来ること運動です。

前回、リンはその約80%主成分となっていることを紹介しました。

は、体の重み運動の刺激によって適度なストレスがかかることで強くなります。

こうした刺激が無いと、「そんなに強く無くても大丈夫だな」となって弱くなります。

その時、リンカルシウム血中ていっています。

そうすると、血中リン排出する為に腎機能負担が掛かります。

本書では、体を動かす(運動する)ということは、

骨に刺激を与えて、『リンを骨に閉じ込めること』につながり、

結果、血中のリンを濾過排出するという腎機能への負担減らせる、としています。

 

このブログでも運動が大事ということを度々書いて来ましたので、

『え~、また運動!?』と思った方もいらっしゃるかも知れませんが、やはり運動は大事なのですね。

私たちの施術では、硬くなった筋肉や関節を緩めたり、痛みを軽減・緩和することはできますが、

体にストレスを与えて強く(丈夫に)する、というのは、ご自身で運動を行って頂くしかありませんね。

 

久々に書籍の紹介をしましたが、大変読みやすく分かりやすい本です。

老化を遅らせ、寿命を延ばしたい、と思う方、より詳しい内容を知りたい方は、

是非ご一読してみてください。

 

 

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