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お屠蘇 | 芝公園・浜松町・赤羽橋・三田 芝公園整骨治療院

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お屠蘇

2023.12.26 | Category: 健康情報

こんにちは。芝公園整骨治療院の藤本です。

もうすぐお正月ですね。

昨年も掲載しましたお屠蘇のお話です(ネタの使い回しです)。

 

お正月に飲む「お屠蘇(とそ)ですが、「屠蘇(とそ)とは「屠鬼蘇生(ときそせい)つまり「鬼を屠(ほふ)って、生を蘇らせる」いう意味です。

新年に当たって、鬼や邪気を払い、無病息災、一年の健康を願って飲むものだということが出来ます。

 

中国の古い文献では、年末のある時期から薬草などの材料を井戸に浸けることから始まって、年始に飲む際にも、年少者から年長者の順に飲むなどの作法が記されています(作法には諸説あります)。

 

「屠蘇」を構成する薬草の処方内容には諸説ありますが、現在使われている主要な処方内容は、「胃腸を元気」にし「体の湿邪を除く」ような生薬が主となっています。

年末年始は「美味しいものをたくさん飲み食いして体重が一気に増えた」なんて声も時々耳にしますが、

味の濃い食事お酒の多飲湿邪を溜め込めやすくなります。

 

また、“鬼”“邪気”というのも、何も迷信的なものだけを言うのではなく、「体の外部からやって来て、体内に侵入して害をなすもの」だということが出来ます。

「かぜ(感冒)」のことを「風邪」とも書きますが、「ふうじゃ」とはまさに“風”に乗って体の外部から侵入してくる“邪気”のことです。

冬場は風邪(ふうじゃ)に寒邪(かんじゃ)が合わさった風寒邪が体に侵入しやすくなります。

年末年始の多忙で抵抗力が落ちていたり、暴飲暴食で体に負担をかけていると、そこに乗じて風寒邪が侵入し、「かぜ」を引いたり、体調を崩しやすくなります。

 

「お屠蘇」というのは、つまり、単なる縁起モノの儀礼的な風習という訳ではなく、

年末年始の多忙や多飲多食によって胃腸にかかる負担(湿邪)を取り除き、元気を蘇らせるといった漢方的知恵でもあるのです。

 

この時期、スーパーやドラッグストアのレジ横あたりに「屠蘇散」なんかを置いているお店もあります。

興味を持たれた方は是非飲んでみてください。

年末年始、体調を崩すことなく、健康に新年を迎えましょう!!

 

 

芝公園整骨施術院・鍼灸院・整体院
〜首、肩、腰の痛みや交通事故施術〜
スタッフ全員が経験豊富な国家資格者です♪
お気軽にお問合せ下さい♪♪
東京都港区芝2-8-13KITAハイム芝201

風邪のひき始め

2023.12.05 | Category: 健康情報,鍼灸

こんにちは。芝公園整骨治療院の藤本です。

 

秋は比較的暖かい日が続いていましたが、ここに来て一気に冬らしく寒くなって来ました。

昨今の急激温度変化によって、風邪っぽい症状が出ている人も多い様です。

 

前々回のブログで、外部の刺激から体表部分を防衛している衛気不足すると風邪・寒邪(ふうじゃ・かんじゃ)侵入を許してしまう、というお話をし、風邪初期段階でよく使われるツボを紹介しました。

しかし、残念ながら風邪・寒邪侵入を許してしまい、ゾクゾクッとするだけの段階から鼻水などの呼吸器系症状が出始めてしまった場合には、そこから風邪・寒邪が更にからだの深部侵入して悪化しないよう早期に対処をしたいものです。

 

中医学では、鼻水などの症状は「肺」と関連がありますが、体表(皮毛)を主(つかさど)っていて、上述の「衛気」とも関連が深いとされています。

外気温度変化などに対する防御機能寒熱調節機能調えるツボとしては「外関」というツボ(手関節から指三本分肘寄りの手甲側)があります。

また「肺」の経絡上にある「孔最」というツボ(肘と手関節母指寄りの中点から肘寄りに一寸)は呼吸器急性症状を緩和したり肺の経絡の通りを良くする効果があり、呼吸器症状の緩和と共に衛気調整機能改善にも効果が期待できます。

これらのツボ刺激は、ご家庭では、ツボ押しをしたり、市販のお灸をすえるのも良いでしょう。

 

とは言え、風邪早期回復予防には、当たり前の様ですが、暖かくしたり、適度な休息と取る以外にも、生活リズム食事などの生活習慣を整えることが何よりも大切です。

 

これから本格的な冬に突入してゆきます。

しっかりと体調管理をして、しい年末年始を迎えましょう。

 

 

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「衛気」を高めて風邪予防

2023.11.10 | Category: 健康情報,鍼灸

こんにちは。芝公園整骨治療院の藤本です。

 

11月に入っても夏日が続くなど、例年とは違うですが、ここに来て急にの足音が聞こえて来ました。

こうなってくると気を付けなくてはならなのが風邪(かぜ)です。

今年はすでに季節外れのインフルエンザが流行っていますが、これからまだまだ注意が必要です。

 

中医学では人の身体の表面には「衛気」という気が流れていると考えられています。

これは自然界の邪気が身体に侵入してくるのを体表面防衛てくれている気です。

ストレスや過度な疲労、日常生活の不摂生、あるいは今年の様な超異常気象などが原因で、いわゆる抵抗力ちた状態というのは、この衛気まった状態です。

そして、自然界の風邪(ふうじゃ)・寒邪(かんじゃ)が、この衛気の防衛を突破して身体侵入して来たものが、いわゆる風邪(かぜ)です。

よく風邪(かぜ)のひき始めにゾクゾクっと感じる首筋や背中には、風門風池風府といった「風」の字の付くツボがいくつもあります。

これらのツボは風邪(ふうじゃ)が溜まりやすい、あるいは侵入しやすい場所です。

鍼灸の施術では、こうしたツボに針やお灸をして寒気を追い出しますが、

ご家庭では、ゾクゾクっとした段階でこうしたツボの辺りをホカロン蒸しタオル、あるいはレンチンする保温グッズなどで温めてあげると良いでしょう。

後は、暖かくして休んで頂ければ、汗と共に寒気が追い出され、たいていの風邪(かぜ)の場合は初期の段階で解決できます。

(発汗した場合には、反って冷えない様に着替えて再び暖かくしてください)

邪気が少し深く侵入してしまうと発熱を生じますが、ある程度の体力があれば通常は自らの治す力で治まってゆきます。

 

いずれにしても何よりも大切なのは風寒邪(ふうかんじゃ)の侵入を防衛する「衛気」の働きを弱らせないことです。

衛気は日中と夜間とで、各々体表面と体内とを交互に循環するとされています。また衛気は食事や呼吸によって得られた気から生成されます。

つまり、衛気充実させる為には、当たり前の様ですが、生活リズムや、食事などの生活習慣を整えることが何よりも大切です。

 

風邪薬不足しているなどと言われている昨今です。

先ずは出来るだけ風邪を引かないように、そして万が一風邪を引いてしまった場合でも、自己治癒力で風邪を追い出せるよう、生活習慣を整え、適度な運動で体力をつけておきましょう。

 

 

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気温の変化で咳や鼻水が出る

2022.11.16 | Category: 健康情報,鍼灸

こんにちは。芝公園整骨治療院の藤本です。

 

空気が冷え込んできましたね。

かい屋内と、空気がえた屋外を出入りした際などに、気温変化き込んだり鼻水が出る。しかし温度に慣れると咳や鼻水も止まる、といった経験のある方は少なくないのではないでしょうか?

いわゆる『寒暖差アレルギー』の様な症状です。

 

この様な症状、中医学的には、外部からの刺激から体表部分を防衛している「衛気」の機能が上手く働いていない為だと考えます。

針灸漢方などの中国伝統医学では、人の身体には「気」が流れていて、そのれがなったり過不足を生じた状態が「病」だと考えます。

身体を流れる「気」は、その働きや流れる場所などによって、「宗気」「元気」「営気」などと様々に名称が変化します。

その中で、体表を流れていて、外的刺激から身体を表面で防衛しているのが「衛気」です。

寒暖差アレルギーの様な場合には、外気の寒熱の変化に対して衛気が上手く働かないため、寒気暖気が一時的に邪気(風邪ふうじゃとして身体内部侵入し、れをて一時的に風邪(かぜ)症状が出る、と考えます。

 

対策としては、前回のコラムでも出てきた様に、あまり空調に頼り過ぎた一定温度の快適空間ばかりにおらず、普段から多少寒暖差を皮膚に与え衛気かせてえておくこともひとつです。

また、最近ではあまり見かけなくなりましたが、乾布摩擦などを行うのも有効だと思います。

 

針灸治療では、例えば、「肺」の経絡上にある「孔最」というツボ(下図左)は、呼吸器の急性症状を緩和したり肺の経絡の通りを良くする効果があり、咳症状の緩和と共に衛気の調整機能改善にも効果が期待できます。

また、「外関」というツボ(下図右)「外の関門」といった意味で、外気の温度変化などに対する防御機能や寒熱の調節機能を調えるツボとして有効です。

日本では、風邪をひいて針灸にゆく、という発想はあまり無いと思いますが、長引アレルギー性症状の場合には針灸が有効であることも多いですので、気になる症状がある方は一度ご相談ください。

 

 

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「お屠蘇(とそ)」の意味

2021.12.15 | Category: 健康情報

こんにちは。芝公園整骨治療院の藤本です。

12月も半ばに差し掛かり、もうすぐお正月ですね。

 

さて、お正月に飲む「お屠蘇(とそ)ですが、そもそも「屠蘇(とそ)とは一体どういう意味なのでしょうか?

 

「屠蘇」とは「屠鬼蘇生(ときそせい)、つまり「鬼を屠(ほふ)って、生を蘇らせる」いう意味です。

新年に当たって、鬼や邪気を払い、無病息災、一年の健康を願って飲むものだということが出来ます。

中国の古い文献では、年末のある時期から薬草などの材料を井戸に浸けることから始まって、年始に飲む際にも、年少者から年長者の順に飲むなどの作法が記されています(作法には諸説あります)。

 

「屠蘇」を構成する薬草の処方内容には諸説ありますが、現在使われている主要な処方内容は、「胃腸を元気」にし「体の湿邪を除く」ような生薬が主となっています。

年末年始は「美味しいものをたくさん飲み食いして体重が一気に増えた」なんて声も時々耳にしますが、

味の濃い食事お酒の多飲湿邪を溜め込めやすくなります。

 

また、“鬼”“邪気”というのも、何も迷信的なものだけを言うのではなく、「体の外部からやって来て、体内に侵入して害をなすもの」だということが出来ます。

「かぜ(感冒)」のことを「風邪」とも書きますが、「ふうじゃ」とはまさに“風”に乗って体の外部から侵入してくる“邪気”のことです。

冬場は風邪(ふうじゃ)に寒邪(かんじゃ)が合わさった風寒邪が侵入しやすくなります。

年末年始の多忙で抵抗力が落ちていたり、暴飲暴食で体に負担をかけていると、そこに乗じて風寒邪が侵入し、「かぜ」を引いたり、体調を崩しやすくなります。

 

「お屠蘇」というのは、つまり、単なる縁起モノの儀礼的な風習という訳ではなく、

年末年始の多忙や多飲多食によって胃腸にかかる負担(湿邪)を取り除き、元気を蘇らせるといった漢方的知恵でもあるのです。

これからの時期、スーパーやドラッグストアのレジ横あたりに「屠蘇散」なんかを置いているお店もあります。

興味を持たれた方は是非飲んでみてください。

 

年末年始、体調を崩すことなく、健康に新年を迎えましょう!!

 

その前に、今年の不調は今年のうちに!!

当院は31日まで営業しております。

大掃除を頑張り過ぎてどこか痛めた様な場合には、是非ご利用ください!

 

 

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