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健康長寿のカギは腎臓と骨(2) | 芝公園・浜松町・赤羽橋・三田 芝公園整骨治療院

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健康長寿のカギは腎臓と骨(2)

2022.04.12 | Category: 健康情報

こんにちは。芝公園整骨治療院の藤本です。

 

前回、『腎臓が寿命を決める』(黒尾誠著/幻冬舎新書)という書籍を紹介しました。

 

老化促進し、寿命縮める要因(の一つ)は、

血中のリンという成分が過剰になることと、

過剰なリンを排泄する負担によって腎機能低下することである、

という内容でした。

とすると、老化を遅らせ、寿命を延ばす為には、リンの摂取を抑えたいところです。

ところが、このリンという成分、野菜穀物乳製品と、あらゆる食品に入っている様です。

しかも、その含有量が多いとされる食品は、タンパク質が豊富であったり、カルシウムが豊富であったりと、他の栄養素を摂る上でも必要なものばかりなのです。

リンの含有量(過剰摂取)を気にしていると必要なものまで何も食べられなくなりそうですね。

 

本書では、食品リン含有量だけでなく、その吸収率という点からの食事のアドバイスが書かれています。

例えば、大豆などは、リン含有量多いのですが、その吸収率低い形のものだそうです。

ですから、タンパク質等の摂取源として、牛乳摂取割合を少し減らし

その分、大豆製品摂取割合増やすなどの工夫も有効のようです。

 

間違いなく摂取を控えた方が良さそうなのは、スナック菓子食品添加物ファストフード類です。

リン含有量多い上に、その吸収率高い形のものなので、リンを摂取し過ぎることになるようです。

 

食事以外に、私たちが注意出来ること運動です。

前回、リンはその約80%主成分となっていることを紹介しました。

は、体の重み運動の刺激によって適度なストレスがかかることで強くなります。

こうした刺激が無いと、「そんなに強く無くても大丈夫だな」となって弱くなります。

その時、リンカルシウム血中ていっています。

そうすると、血中リン排出する為に腎機能負担が掛かります。

本書では、体を動かす(運動する)ということは、

骨に刺激を与えて、『リンを骨に閉じ込めること』につながり、

結果、血中のリンを濾過排出するという腎機能への負担減らせる、としています。

 

このブログでも運動が大事ということを度々書いて来ましたので、

『え~、また運動!?』と思った方もいらっしゃるかも知れませんが、やはり運動は大事なのですね。

私たちの施術では、硬くなった筋肉や関節を緩めたり、痛みを軽減・緩和することはできますが、

体にストレスを与えて強く(丈夫に)する、というのは、ご自身で運動を行って頂くしかありませんね。

 

久々に書籍の紹介をしましたが、大変読みやすく分かりやすい本です。

老化を遅らせ、寿命を延ばしたい、と思う方、より詳しい内容を知りたい方は、

是非ご一読してみてください。

 

 

芝公園整骨施術院・鍼灸院・整体院

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健康長寿のカギは腎臓と骨(リン)??

2022.04.06 | Category: 健康情報

こんにちは。芝公園整骨治療院の藤本です。

 

健康長寿を願わない人はいないと思いますが、

老化の程度や寿命は一体何によって左右されるのでしょうか?

これまでにも、老化寿命を決めるメカニズムについては、テロメアや、活性酸素による酸化、糖分による糖化慢性炎症など、様々な説が論じられています。

これ以外にも、動物の平均寿命は体の大きさに比例する、という説もあります。

但、これに関しては、概ねその傾向はあるものの、

ウサギ(寿命約10年)や(約20年)よりも体の小さいコウモリの方が寿命が長かったり(約30年)、

ゾウ(約70年)よりも体の小さい人間の方が寿命が長いなど、きれいな相関関係にはならないようです。

 

ところが、リンという物質の血中濃度で比較すると、

各動物の寿命リン血中濃度とがきれいな相関関係を描くそうです。

 

この観点から老化や寿命のメカニズムを論じたのが、『腎臓が寿命を決める』(黒尾誠著/幻冬舎新書)という書籍です。

読みやすく、分かりやすく、なかなか面白い本でした。

この本の概要は次の通りです。

先ず、先ほどから出ているリンというのは、その約80%リン酸カルシウムとして骨の主成分となっており、その他、DNA細胞膜主成分にもなっている、体には無くてはならない成分です。

ところが、多すぎると、体内で「細胞毒」「病原体」の様に働き、腎機能低下したり、血管細胞ダメージを与えて老化スピード上げるそうです。

 

その過剰リン排出を担っているのが腎臓です。

腎臓は、尿を作る過程で、血液を濾過して不要なものを排出する一方で、

必要なものは血液中に再吸収し、体内成分のバランスを一定に保つ、という働きがあります。

また、腎臓は、他の臓器との関係性において、パソコンで言えばOSの様な働きをしている重要な臓器だそうです。

死因のひとつとして多臓器不全という言葉を聞いたことがあると思いますが、この多臓器不全も実は腎臓の機能不全が起点になるそうです。

 

この腎臓機能は、60代70代になると、20代の頃の約半分にまで低下するそうです。

一度低下した機能は回復や再生はしないそうですが、大切な臓器だけに、もともとその機能にはかなりの余裕をもっているそうです。

ところが血中リン過剰で、腎臓でせっせと濾過排泄しなくてはならない状況になると、

その負担によって腎臓機能低下拍車がかかり、

老化を進めたり、寿命を縮めることになる、というのです。

 

『腎臓なんて普段あまり意識してこなかったし、リンもよく分からない。

健康長寿を延ばす為には、一体、何をどう気を付けたら良いの?

そう思った方もいらっしゃると思います。

その点についても本書では述べられていますので、次回その要点をご紹介しましょう。

 

 

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