Blog記事一覧 > 11月, 2021 | 芝公園・浜松町・赤羽橋・三田 芝公園整骨治療院の記事一覧
こんにちは。芝公園整骨治療院の藤本です。
呼吸の深さと便通は表裏関係にある、
と言うと、いったい何のことかと思いますよね。
これは東洋医学(中医学)のお話です。
中国の伝統医学では、肺や心、肝や腎といった『臓』と、胃や小腸、大腸といった『腑』とがペアを組んで表裏関係にあるとします。
その中で、「肺」の臓とペアを組んで表裏関係にあるのが「大腸」です。
「肺」は、臓腑のなかで一番高い所に在って他の五臓六腑を蓋う様な形となっており、
呼吸によって膨らんだり縮んだりすることで、まるで高い所からシャワーで散布する様に、上から下へと全身に気血(≒体に必要なエネルギーや栄養素)をまき散らす働きがある、と中国医学では考えます。
一方の「大腸」は、現代医学の大腸の概念とほぼ同じで、口から摂取したものを最後に便として肛門まで伝導し排泄するところです。
この様に必要なものを上から下へと散布する肺の働きと、上(口)から入ってきたもの(食物)を下へと伝えて下方から排泄する大腸の働きとがペアを組んでいると考えるのです。
したがって、中国医学では、呼吸が浅いと便通が悪くなり易く、便通が悪いと呼吸も浅くなり易い、と考えます。
このブログでも何度も「呼吸」のことを取り上げて来ましたが、
「呼吸」は「お通じ」をはじめとする腸の働きとも密接に関係しているのです。
逆に言えば、たかが便秘、されど便秘、便通は腸の問題だけに非ず、他の臓腑や身体全体にも大きな影響を与え得ます。
お通じを良くするためにも深い呼吸を心がけ、
深い呼吸によってカラダの隅々にまで酸素や栄養が行き届く為にも規則正しい排便習慣を身に付けましょう。
ちなみに、便秘と言えば漢方薬や中国茶が思い浮かぶ方も多いと思います。
日本では肩凝りや腰痛の治療として選択されることの多い鍼灸治療も、
本来、胃腸症状などの臓腑の症状にも有効な方法です。
内臓不調や自律神経の乱れによる諸々の症状にも是非鍼灸治療をお試しください。
芝公園整骨施術院・鍼灸院・整体院
〜首、肩、腰の痛みや交通事故施術〜
スタッフ全員が経験豊富な国家資格者です♪
お気軽にお問合せ下さい♪♪
東京都港区芝2-8-13KITAハイム芝201
03-6400-3511
こんにちは。芝公園整骨治療院の藤本です。
呼吸をするに当たって、どの様にして肺が膨らんだり、縮んだりしているか、を正確にイメージ出来ている人は少ない様です。
このブログでも何度か「呼吸」の話しをしましたが、実は、皆さん、「腹式呼吸」や「横隔膜」などのイメージが上手く捉えられていない様でした。
そこで今回オススメしたいのが、
呼吸のメカニズムについて分かりやすく書いてある『呼吸の科学』(石田浩司著/講談社ブルーバックス)という本です。
多少専門的な部分もありますが、概ね嚙み砕いて分かりやすく書いてあります。
本書は、呼吸のメカニズム、つまり、肋骨や横隔膜、腹筋などがどの様に動いて、肺が膨らんだり縮んだりしているのか、ということだけでなく、
平常時(安静時)の呼吸と運動時の呼吸の違いや、運動時でも、ヨガの時の呼吸や、登山の時の呼吸、はたまた格闘技と呼吸の関係など、様々なシチュエーションでの呼吸に関するお話もされています。
他にも、「新しい動作技能を覚えた後、30分間深く鼻呼吸すると、普通に休んだ時よりよく覚えていて、それが24時間後も続いている」ことや、「鼻呼吸の吸気相で記憶が良くなる可能性が示唆されて」いるといったことも紹介されています。
また、おうち時間が増えている昨今ですが、「部屋の換気が悪く汚れた空気(二酸化炭素濃度が1000ppm以上)では、注意機能、実行機能、推理力、計算能力、文書処理能力などの認知機能において、正確性は変わりませんが、判断スピードが鈍ることなどが最近のレビューで報告されている」ことなど、
呼吸にまつわる様々なお話が展開されています。
普段、無意識で行われていいる呼吸ですが、人は呼吸せずには生きて行けません。
生きてゆくためだけでなく、呼吸の仕方ひとつで、身体面、メンタル面の両面における様々な状態に大きな影響を及ぼします。
呼吸そのものに興味がある方はもちろん、
体調面やメンタル面に改善したい不調を抱えている方や、パフォーマンス・アップ、効率アップを模索している方にもお役に立つ内容だと思います。
興味のある方は是非ご参考にしてください。
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こんにちは。芝公園整骨治療院の藤本です。
先日、長時間の座りっぱなしによる健康リスクについて書かせて頂きました(11月1日ブログ)。
そうしたら、昨日(11月4日木曜日)、NHKの『所さん大変ですよ!』という番組で、
長時間の座りっぱなしによる健康リスクについて取り上げられていましたね!!
前回のブログでは、少しでもリスクを下げるために、定期的に立ち上がることや、
正しい座位姿勢を習慣づけることなどを提案させて頂きましたが、
昨日の番組では、「貧乏ゆすり」が効果的だというお話が紹介されていました。
あまり良いイメージの無い「貧乏ゆすり」ですが、
座りっぱなしによるリスク軽減だけでなく、
膝痛のある人の膝の痛み改善や、むくみ、冷え性の改善にも効果的とのことでした。
要するに、筋肉はこまめに動かした方が良い、ということですね。
来週深夜に再放送がある様なので、興味のある方は是非チェックして見てください!!
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こんにちは。芝公園整骨治療院の藤本です。
パソコンでの仕事が増えている上に、仕事以外でもモバイルに向かっている時間が多くなり、コロナ禍も手伝って、皆さん、座りっぱなしの時間がどんどん増えているのではないでしょうか?
一日に座位を取っている時間が11時間以上の人は、同じく一日4時間以下の人に比べて、死亡リスクが約40%高まるなどというデータがあります。
日本人の一日の平均座位時間は、世界最長の7時間だということですが、
長時間の座りっぱなしは、喫煙や飲酒と同様に、心筋梗塞、脳血管疾患、肥満、糖尿病、がん、認知症などの健康リスクが高まる、と言われています。
また、メンタル・ヘルスへの影響に関しても、一日の坐位時間が12時間以上の人では、同じく6時間以下の人の3倍のリスクがあるとの報告も見られます。
しかし、私がこれらのデータや研究報告を見ていて一番気になったのは、
上述の様なデータ、つまり「一日の座位時間が長いことによって引き起こされる健康リスク」が、
「運動習慣の有無にかかわらず」、あるいは「定期的な健康増進プログラムへの参加の有無にかかわらず」、上記の様な結果であるとされていたことでした。
つまり、定期的な運動を行っても、同一姿勢を続ける(≒動かない)時間が長いことによって生じるリスクは帳消しには出来ない、という訳です。
これは運動をしても意味がない、と言っているのではないでしょうし、
もちろん運動習慣は無いよりもあった方が、運動を行ったなりの健康メリットはあるはずです。
しかし、定期的に運動をしているからといって安心してはいけない、
カラダにメリットとなること(=定期的な運動)を行う一方で、
デメリットになる習慣(=長時間の座位)を減らさないと、そのリスクは高くなる、ということです。
とは言え、仕事で長時間の座位を余儀なくされている方も多いと思います。
仕事中は、せめてタイマーをかけてでも、時間を決めて定期的に立ち上がるようにしたり
(30分毎が理想ですが、現実的でなければ、せめて1~1.5時間に一度は座りっぱなしを解除して欲しいですね)、
座っている時も出来る限り負担の少ない正しい座位姿勢を習慣づけるなど、リスクを最小限にする工夫を行いたいものです。
また、お仕事で疲れているとは思いますが、
仕事以外の時間では座りっぱなしになる時間を極力減らす様にできれば良いと思います。
また、正しい座位姿勢を維持するのも、習慣づいていないとなかなか大変なことだと思いますので、
これもまた、お仕事で疲れているとは思いますが、
仕事以外の時間を利用して正しい座位姿勢を維持できるための体幹トレーニングを行うなどの対策ができると、
座位による健康リスクを下げると同時に、運動によるメリットを得る方法として良いのではないかと思います。
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