Blog記事一覧 > 頭がフラッとする | 芝公園・浜松町・赤羽橋・三田 芝公園整骨治療院の記事一覧
こんにちは。芝公園整骨治療院の藤本です。
季節の変わり目で、且つ、最近の様に、気候・天候の変化や寒暖差の大きな時には、
『何か自律神経が乱れている様で・・・』と言って不調を訴える方が増えます。
何となく頭がモヤッとしたり、動作の拍子に頭がフラッとしたり、何となく頭がスッキリとしない。
そのせいか睡眠にも影響が出たり、胃腸の不具合などの身体不調を伴う方もいらっしゃいます。
病院の検査では特に異常は見当たらず、症状も明確ではない為、「自律神経(の乱れ)ですね」と言われてしまうことが多いようです。しかし、ご本人にとっては辛い状態です。
この様な状態、中医学では「気の昇降」が上手くいっていない状態だと考えます。
自然界では、昼間は太陽が高く昇って、夜には陽が沈みます。
四季の移り変わりでは、春から夏には太陽は南天に高く昇って陽気も高まり、秋から冬はやや低い軌道で天を昇降します。
同じように、人の身体の中でも常に「気が昇り降り」しながら、清・濁の気が代謝しています。
ところが、自然界の四季の移り変わりや気候が乱れると、人の身体もその影響を受けてしまいます。
「気の昇降」が乱れた結果、「濁気」が降りずに頭に停滞してしまうと頭が「モヤッ」とします。
逆に食事や呼吸から得られた「清陽の気」が頭に昇らないと頭が「フラッ」とし易くなります。
身体の中では水分や血液も気に伴って昇降・循環していますので、必要なところに十分な血液が届かなかったり、不要なところに余分な水分が停滞することでも、フラッとしたり、モヤッとしたりします。
頭部にある神庭(髪の生え際から5分)や百会(頭のてっぺん/髪の生え際から5寸)、四神聡(百会から一寸の周囲4点)といったツボは、頭部に清気を引き上げたり、滞った濁気を降りやすくしたりします。
「気の昇降」が乱れる原因は自然界の影響だけではありません。
ストレスがあると気を停滞させて循環を悪くします。
胃腸の不具合は気血の生成不足につながり、気血が不足する為に循環が悪くなります。
こうした場合には、手足のツボも使ってこれらに対する治療もあわせて行ってゆきます。
不調は感じるけれども病院の検査では明確な異常がなかった。
自律神経(の乱れ)と言われたが、具体的な対処方法がわからない。
そのような症状の場合には、一度、違った角度からのアプローチとして鍼灸治療を試してみてください。
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