Blog記事一覧 > 吸い玉 | 芝公園・浜松町・赤羽橋・三田 芝公園整骨治療院 - Part 2の記事一覧
こんにちは。芝公園整骨治療院の藤本です。
鍼や灸、吸い玉などの施術は、幅広い疾患に用いられますが、
鍼や灸、吸い玉などの施術がどのように効くのか?
これについては、現代科学(医学)的な解釈では様々な学説(解釈)があって、
統一した見解が無いのが現状です。
中国の伝統的な医学では、痛みや疾病に関する一つの大原則として、
「通則不痛、不通則痛(通ずれば則ち痛まず、通ぜざれば則ち痛む)」
という原則があります。
気の流れでも、血液の流れでも、水分の流れでも、身体を巡って流れているものが、
滞りなく流れている(通っている)と痛みは生じないが、
滞って通りが悪くなると痛みが生じる、という原則です。
川の流れでも、水路の流れでも、流れが悪くて詰まりや滞りが生じると、
そこにゴミが溜まったり、停滞した水が腐敗して悪臭を放ったりしますよね。
詰まった場所から水が溢れ、周囲に浸水して悪影響を及ぼしたりすることもあります。
鍼の施術は、そうした水路の停滞を鍼の刺激で取り除いたり、
経絡上のツボを刺激することで、各所水門の開閉を調整して水の流れをコントロールする様なもの
だと考えて頂くと良いかも知れません。
灸の刺激は、凍った川の水が陽の光で溶かされて流れが良くなるように、
温熱刺激で体内の循環を良くするイメージで良いでしょう。
抜缶(吸い玉)は、まさにバキュームする様に詰まりを取り除き、
同時に、吸引することで血管などの通路を広げて通りを良くすると考えてください。
この様に、伝統的な鍼灸医学の考え方では、
痛みだけでなく、婦人科やその他の不調も、
すべてカラダを流れる気・血・水の滞り(不通)が原因であり、
この滞り(不通)を通せば、健康なカラダが手に入る、と考えている訳ですね。
中国の古い養生の本には、
「流れる川の水は腐らない、動いている戸の枢(蝶番)は朽ちない。身体もまたそのようである。」
という言葉があります。
“カラダは動くように出来ているので、適度に動き、体内の循環を良くしていれば、長く健康を保てる”という訳ですね。
カラダを冷やさず、適度に動き、循環を良くするように心掛けましょう!
そしてご自身の養生だけでは追いつかない場合には、放っておかずに、
鍼や灸、吸い玉の施術で“カラダの流れ”を整えるようにしてください!
こんにちは。芝公園整骨治療院の藤本です。
皆さん、抜缶(吸玉)という施術方法を耳にしたことがあるでしょうか?
壺の様な形をしたガラス玉や、コップを引っくり返した様な中が空洞の器具を身体表面に付け、
空洞内を陰圧にして皮膚・筋肉を吸引する施術方法です。
抜缶(ばっかん)、吸玉(すいだま)、吸角(きゅうかく)、カッピングなど、様々な名称で呼ばれ、
使う道具や施術方法(吸引方法)に若干の違いはあるものの
昔から世界各国で行われてきた施術方法です。
非常にシンプルで簡単、単純な方法であるにもかかわらず、
その効果は意外と高いものがあります。
深く頑固なコリをほぐしたり、血流を改善したりということはもちろん、
痛みの軽減や、状態にもよりますが、損傷の回復を促進する効果なども期待できます。
例えば、ギックリ腰の後、いつまでも腰が歪んだまま伸びない、或いは伸ばすと痛い、といった症状にも
痛みの軽減と可動域の改善に有効です。
首や肩の張りや痛み、痛みによる動き辛さなどにも同様です。
私は、恥ずかしながら先日、軽い肉離れを起こしてしまいました。
ブチッと音がして、痛みとともに歩行が困難になってしまいましたが、
抜缶をすると痛みが半減し、その後も日常や生活に支障が出ない程度にスムーズに回復しました。
当院には筋膜リリースの専門スタッフ(※4月16日ブログ参照)が在籍していますが、彼によると、
使い方によっては、抜缶(吸玉)も筋膜をリリースする様な効果が期待できるということです。
意外なところでは、気分の落ち込みがある患者さんに抜缶(吸玉)を施したところ、
いつもよりも身体があたたまりやすくなり、身体が軽く感じて気分も良くなった、といったケースもありました。
抜缶(吸玉)と針治療との併用もオススメです!!
気になる症状がございましたら、ぜひ一度お試しください。
(※「吸引」や「カッピング」のワードがありますが、当院では脂肪吸引や痩身、美容目的での抜缶(吸玉)施術は行っておりませんので、あらかじめご承知ください。)
芝公園整骨施術院・鍼灸院・整体院
〜首、肩、腰の痛みや交通事故施術〜
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