お灸で暑気払い!!
こんにちは。芝公園整骨治療院の藤本です。
言い飽きてきた感もありますが、「暑い日が続きますね!」
今では少なくなって来たかもしれませんが、昔はお寺などで、暑気払いのお灸を行っている所がありました(今でも行っている所もあります)。
ほうろく灸など、頭に鉢をかぶってその上でもぐさを燃やしたり、
足の三里というツボ(下図)にお灸をしたりします。
前者は、もともとは戦国武将が兜の上からお灸をして暑気払いをしたことに始まるとか、
後者については松尾芭蕉が足の三里にお灸をしながら旅をしたことから、疲労回復の方法として広まったとか、様々な説があります。
中医学では、「陰が極まれば陽に転ずる、陽が極まれば陰に転ずる」という考えから、
熱には熱を以って制する(熱は熱を以って散らす)といった方法が取られることがあります。
捻挫で発赤・腫脹している所にお灸をして腫れを散らそうとするのもこういった考え方に基づきます。
また、足の三里のツボ(上図)は胃を賦活するツボなので、夏の過剰な水分摂取によって疲れた胃腸を賦活し、
体内に停滞した水分(水毒、水滞)を熱で散らしたり、動かしで流そうという考えによります。
その他、お臍の周囲にお灸をしたり、胃腸の裏側の背部にお灸をしたりするのも、
夏バテ防止や、夏バテ症状改善の方法として良いでしょう。
家庭用の手軽なお灸を使って家族で互いに行うのも良いですし、
症状がひどい場合には、鍼灸師による鍼と併用した施術を受けることもオススメします。
まだまだ暑い日が続きます!
暑さにやられないよう、乗り切りましょう!!
芝公園整骨施術院・鍼灸院・整体院
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