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こんにちは。芝公園整骨治療院の藤本です。
よく、「週に何回は〇〇(何かの運動)をしているんだけどなぁ~?」、とか「一日に何分は△△(何かの運動)をしているのに……」と、運動はしているのにその効果が現れない、といった嘆きにも近い声を聴くことがあります。
これらは、もしかしたら、一つはその「運動強度」や運動の「内容(メニュー)」が適当でないこと、
そしてもう一つは、「それ(運動)以外の時間の過ごし方(一日の活動量)」に問題があるのかも知れません。
このブログでも、以前に『一日一万歩歩いても効果なし??』(2023年4月25日ブログ)や『座り過ぎが寿命を縮める』(2023年2月10日ブログ)といったテーマで関連したお話をしました。
『やってはいけないウォーキング』(青柳幸利・著/SB新書)という本の中には、ウォーキングのやり方だけでなく、「ウォーキングを行う時間以外の過ごし方(活動量)」にも言及しています。
例えば、こんな例が紹介されています。
一日一万歩以上歩いていたが、ほぼ屋内での歩行であった為、ウォーキングとしての強度が低く、且つ、日光に当たる時間が短いこともあって、結果、骨粗鬆症になってしまった。
定期的に犬の散歩やジム通いなどには行っていたものの、それで「疲れた」と言っては、それ以外の時間、ほとんど動かなかった為に、身体は不調であった。
…などなど。
本書では、平均して「一日8,000歩、その内の20分は自身にとって少しキツイ(少し息が切れるくらいの)運動を行う」という目安が示されていますが、上記の通り、運動(ウォーキング)以外の時間も含めた一日全体の「活動量」が大切であると述べられています。
多くの人は、『週に何回は』とか『一日に何分は』というところに目標を置きがちです。
そして、それを「こなしている」ことで安心してしまう傾向がありがちです。
しかし、大切なのはむしろその他の時間の過ごし方だということなのでしょう。
こうした話の時によく例え話にするのですが(適当な例えかどうかは分かりませんが)、
「週末には薬膳料理を食べるようにしています。」「月に何回はプチ断食をしています。」
「毎日〇〇のサプリメントを摂っています。」「必ず△△の食材は摂るようにしています。」
と言っても、それ以外の大半の食事が偏食や暴飲暴食、加えて飲酒に喫煙となると、週末の健康食も、毎日のサプリメントも効果を為さないことは想像に難くないと思います。
逆に、特別なことはしなくても良いので、毎日平均的にバランス良く食事するのが健康には一番です。
身体の運動(活動)も同じです。
〇〇を週(or 一日)に何回(or 何分)行っているということも、それはそれで大切ですが、
それ以上に大切なのは、一日の中で平均的に体をよく動かすこと。
ゆっくりお休みするのは就寝時間に任せて、起きている時間は、「不良姿勢」や「座りっ放し」などの時間を極力減らし、活動的に生活することが大切です。
長かった残暑もようやく終わり、秋の気配が感じられ始めました。
少し涼しくなって来たところで、是非、カラダを動かす習慣作りにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
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