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こんにちは。芝公園整骨治療院の藤本です。
皆さん、日常での立ち姿勢、座り姿勢などの習慣にどれくらい気を配っていらっしゃいますか?
前回、『ロジカル筋トレ』(清水忍著/幻冬舎新書)という本を紹介しましたが、
その中に、興味深い記述があったので、引用して紹介させて頂きたいと思います。
それは、イチロー選手に関する記述です。
『大打者イチロー選手は、シアトル・マリナーズで活躍していた頃、球場のロッカーロームで硬いパイプ椅子にしか座らなかったそうだ。
メジャーのロッカールームでは選手たちがくるげるよう、座り心地のいいフカフカのソファーも用意されている。それなのに、なぜイチロー選手は常にパイプ椅子にしか座らなかったのか——。その理由は『フカフカのソファーよりもパイプ椅子のほうが、坐骨の支えで骨盤を立てて座れて、腰に負担がかからないから」だったそうだ。
つまり当時のイチロー選手は「椅子に座る」という日常的行動にも明確な根拠を求め、自身のコンディション低下やパフォーマンス低下につながりそうな要因をことごとく排除していたというわけだ。』(以上、『ロジカル筋トレ』(清水忍著/幻冬舎新書)より引用。太文字、文字の色変化はブログ筆者による)
いかかですか? さすがイチロー選手、といったところでしょうか。
私も患者さんにはよく座位姿勢(イチロー選手の記事にある通り、坐骨で座るということ)をアドバイスさせて頂くのですが、
現代人は大人から子供まで、座り姿勢の悪い人が多い様に感じます。
悪い姿勢が習慣化してしまうと、せっかく運動している時にも、習慣化した悪い姿勢が出てしまい、悪いフォームで運動してしまっている可能性があります。
そうすると、本書にもある通り、運動の効果が半減するだけでなく、反って体に負担をかけてしまう可能性があります。
トレーニングの際の正しいフォーム(姿勢)というのは当然大切なことですが、
正しいフォーム(姿勢)というのは日常動作での習慣こそ大切なのだと思います。
本書では、「腰痛には腰周囲の筋肉を鍛えると良い」という一般論に対しても、
腰を支える筋肉を付ければ良いという問題ではなく、(習慣的な)姿勢の問題だと言っています。
イチロー選手ほど厳格ではなくとも、健康の為には、或いは、健康の為に行う運動の効果を上げる為にも、
仕事中や日常生活での姿勢の習慣を少しだけ見直してみてはいかがでしょうか?
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