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脳にもコロナにも運動が大切 | 芝公園・浜松町・赤羽橋・三田 芝公園整骨治療院

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脳にもコロナにも運動が大切

2022.09.10 | Category: 健康情報

こんにちは。芝公園整骨治療院の藤本です。

 

『いくつかの大規模な研究によると、運動の習慣があると、新型コロナウィルスに感染しても入院して集中治療を受けるリスクが50%減る。』と聞くといかがですか?

もちろん『ウィルスに感染しないわけではないが、感染したとしても重症化したり亡くなったりするリスクが減る』というのです。

これは、最近日本で出版された『運動脳』(アンデシュ・ハンセン著/サンマーク出版)という本の中に紹介されていることです。

本書は、以前このブログでも紹介した『スマホ脳』『最強脳』の著者で精神科医・アンデシュ・ハンセンの著作です。

母国スウェーデンでは『スマホ脳』より読まれたとか。

『スマホ脳』、『最強脳』は、スマホが如何に「脳」に悪影響を与えるかということと、その対策はまさに「運動」だ、という内容でした。

(※各々の本の紹介については、2021年4月21日、2021年12月3日のブログをご参照ください)

 

本書の主な内容も、やはり、「脳」に対して「運動」が如何に大切か如何に良い影響を及ぼすか、ということです。

『運動は不安障害やうつ病のリスクを減らすだけでなく、それらを治療する手段として抗うつ剤やセラピーに匹敵する効果があり、その事実はもはや動かしようがない。』

『身体を動かすと、気分が晴れやかになるだけではなく、あらゆる認知機能が向上する。記憶力が改善し、注意力が研ぎ澄まされ、創造性が高まる。それどころか知力にまで影響が及ぶ』といったことが具体的に紹介されています。(『』は本書からの引用文)

そして、「運動」が、

何故、どのように、精神疾患に効果を発揮し、

何故、どのように、認知機能をはじめとする脳の機能に好影響を与えうるのか、

そしてどのような運動をすれば良いのか

が具体的に語られています。

「運動」の効果の一つとして、冒頭に紹介したコロナへの効果が紹介されています。

専門的な内容が語られながらも、一般向けに、非常に読みやすく、分かりやすく語られており、読めば「運動」をしたくなる様な一冊になっています。

 

スマホなどのモバイルの急速な普及に加え、長引くコロナ禍で、身体的にも、メンタル的にも不調を覚える方が増えている昨今、

私個人的には、前著『スマホ脳』以上にオススメの一冊です!!

また日を改めて本書のもう少し具体的な紹介をしたいと思いますが、

興味のある方は是非ご一読ください!!

 

芝公園整骨施術院・鍼灸院・整体院
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『運動脳』アンデシュ・ハンセン/サンマーク出版

アンデシュ・ハンセン; スウェーデンの精神科医

スウェーデンでは『スマホ脳』より読まれた。

【総論】

『精神科医としてベストな処方、それは「運動」』

『運動は不安障害やうつ病のリスクを減らすだけでなく、それらを治療する手段として抗うつ剤やセラピーに匹敵する効果があり、その事実はもはや動かしようがない。』

『身体を動かすと、気分が晴れやかになるだけではなく、あらゆる認知機能が向上する。記憶力が改善し、注意力が研ぎ澄まされ、創造性が高まる。それどころか知力にまで影響が及ぶ』

『いくつかの大規模な研究によると、運動の習慣があると、新型コロナウィルスに感染しても入院して集中治療を受けるリスクが50%減る。もう一度言おう。重症化のリスクが半減するのだ。運動しているからといってウィルスに感染しないわけではないが、感染したとしても重症化したり亡くなったりするリスクが減るのである。』

『私が言いたいのは、たとえば通勤するときは車を使わずに自転車をこぐ、テレビばかり見ていないで庭いじりをや散歩をする、そういうことだ。身体を動かすのであればどんなことでも有効であり、その一歩一歩が脳にとって価値がある。いつ、どこで、何をするかは大した問題ではない。』

『脳は頭を働かせよようとするより、身体を動かすことで威力を発揮する器官らしいのだ。』

『運動は、副作用が一切ない薬だ。少しだけ気持ちが滅入っている人でも、深い苦悩を抱えている人でも、たいていは運動をすれば晴れやかな気分になれるのである。』

『「人間には歩くことが何よりの妙薬となる」。これは(中略)医学の父、ヒポクラテスの言葉だ。』

 

 

 

【運動の具体的な功能】

『「筋肉」に含まれるストレス無害化成分』

『キヌレニンという代謝物質は脳に害を及ぼすが、筋肉中の成分によって無害化されると脳に到着できなくなる。/(中略)要するに筋肉が、機能障害を誘発するストレス物質を取り除く処理工場として働くのである。肝臓は血液に含まれる有害物質を除去して血液をきれいにするが、筋肉も同じような働きでストレスから脳を守っているのだ。』

『うつ病の症状を最終的に取り除いてくれるものは(中略)「BDNF(脳由来心経栄養因子)」だ。(中略)/BDNFは、主に大脳皮質(脳の外層部)や海馬で合成されるタンパク質だ。(中略)/BDNFは、脳神経が他の物質によって傷ついたり死んだりしないように保護している。/(中略)BDNFの仕事はそれだけではない。新たに生まれた細胞を助け、初期段階にある細胞の生存や成長を促す役目も果たしている。また脳の細胞間のつながりを強化し、学習や記憶の力を高めている。さらには、脳に可塑性を促して細胞の老化を遅らせる働きもしている。/さて、ここで問題である。いったいどうすれば、この奇跡の物質を増やせるのだろうか。/錠剤にして飲めばいい?(中略)口から入れても胃酸で溶けてしまう。それに、たとえ胃酸から保護できたとしても、血液脳関門という脳のバリアを通過するのは難しい。/また、BDNFをじかに血管に注射しても(注射)脳血液関門を通れないため、脳には到達できない。(中略)/じつのところ、BDNFの生成を促すのに、運動ほどものはないといっていい。

『うつ病になると、脳は少しずつ縮んでいく。だが、じつのところ、すべての人の脳は少しずつ縮んでいる。25歳ごろから、1年で約0.5%ずつ小さくなっているのだ。/だが、うつ病になると、そのスピードは加速する。(中略)/ある科学者たちが唱える最新の説によれば、(中略)うつ病のせいで脳細胞がつくられなくなるのではなく、脳細胞がつくられないために意欲の低下が引き起こされるというのだ。(中略)/運動によっても、海馬の細胞新生を促すことができる、というより、運動ほど脳細胞の新生を促せるものはないといっていい。』

『海馬は記憶の中枢という仕事以外にも、感情を制御したり、空間を認識したり、過去に訪れた場所を見つけたりするといった重要な仕事をしているのである。/(中略)海馬が身体を動かすことによって最も恩恵を得る部位と考えられるためだ。/(中略)運動、セックス、(栄養不良にならない程度の)低カロリーの食事、プレーンチョコレートなどに含まれる「フラボノイド」はすべて、脳細胞の新生を促す効果がある。/だが新しい細胞は、ストレスや睡眠不足、過度の飲酒、高脂肪の食事、とくにバターやチーズに含まれる飽和脂肪酸の取り過ぎによって減少することも、ぜひ覚えておいてほしい。』

『毎日、意識的に歩くと認知症の発症率を40%減らせる』

『おもしろいのは、運動が影響をおよぼす脳の領域が、運動の種類でそれぞれ異なることだ。』

 

【運動が逆効果となる場合】

『疲労を覚えるほど運動すると、かえって逆効果になる』

『今の時点での科学者たちの見解は、過酷な運動は脳や記憶力―――少なくとも短期記憶という点では、プラスよりもマイナス面のほうが多いという方向に傾いている。』

『運動すると脳に流れ込む血流が増える。それによって脳の働きが促進され、認知能力が向上して創造性も増す。だが疲れるほど運動すると、脳の血流量は逆に減る。血液が脳から筋肉へと流れを変えるためだ。筋肉が最大限の力を発揮するためには、その筋肉により多くの血液が必要になる。』

【なぜ運動が良いのか(必要なのか)?】

『私たちが農耕生活に転じて以来、1万年が経過した。これは永遠にも思える年月だ。だが、生物学的に見れば、きわめて短い期間だといえる。/私たちが農民だった時代は、時間軸で考えると人類の歴史全体のわずか1%に過ぎない。/(中略)人類の歴史を1日に短縮すると、私たちは午後11時40分まで狩猟採集生活を送っていた。/そして工業化社会が始まったのは、午後11時59分40秒。1日が終わるまで、あと20秒というときだ。/デジタル社会、つまりインターネットにつながったのは午後11時59分59秒。1日24時間のうちの最後の1秒である。/(中略)要するに、一般的な現代人は100年前の人間とも1000年前の人間とも、1万年前の人間とも遺伝子的には変わらないのである。/(中略)人類の歴史において、ほんの短期間に生活様式がことごとく変わり、それによって身体を動かす必要性は半分に減った。人類の進化が何万年もの年月をかけて緩やかに進むことを考えると、私たちの生活様式は、脳の進化の速度をはるかにしのぐ速さで変わったことがわかる。生活様式の変化に、肉体が追いついていない状態だ。/生物学的には、私たちの脳と身体は今もサバンナにいる。私たちは本来、狩猟採集民なのである。』

 

『多くの現代人が心や身体を病んでしまう理由は、「脳」と「私たちの環境」の矛盾、そこにある。』