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温めた方が良い?冷やした方が良い? | 芝公園・浜松町・赤羽橋・三田 芝公園整骨治療院

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温めた方が良い?冷やした方が良い?

2022.03.29 | Category: 健康情報

こんにちは。芝公園整骨治療院の藤本です。

 

前回お話した冷湿布温湿布、どちらを使ったら?」という質問と同様によく聞かれるのが、

温めた方が良いか?冷やした方が良いか?」という質問です。

特にギックリ腰などの急な痛みの時によく質問をされます。

 

ギックリ腰や捻挫などで患部が痛むのは、(超大雑把に言えば)組織が損傷して、そこに炎症が生じ、「発痛物質」が発生しているためです。

基本的には、血流を良くすることで患部に新鮮な血液が届き損傷した組織が修復されてゆきます。

また、血流が良くなることで患部の発痛物質が血流によって洗い流され、段々と痛みも収まってゆきます。

 

ひと昔前までは、ケガなどで炎症を生じたら、先ずは「冷やす(アイシング)」と言われていました。

と言いますか、今でもそう言われていています。それはそれで正解です。

受傷直後などは、冷やすことで、感覚が麻痺した様に疼痛を軽減する効果はあります。

但し、アイシングする(冷やす)ことが、炎症を起こしている患部(損傷した組織)を修復している訳ではありません

むしろ長期間に渡って冷やし続けると、患部に新鮮な血液が十分に届かず、回復が遅くなります。

「炎症を抑える」という言い方をしますが、アイシングは、「炎症を抑える」というよりは、「炎症部位を不必要に広げない」様にする為だとも言われています。

(冷やして血流を抑えることで、損傷部位に発生した発痛物質などが周囲に広がって周囲の非損傷組織にまで影響を与えることを最小限にする)

ですから、プロのスポーツの世界では、炎症が起きたからといって特に冷やさない、むしろ、あえて温めて回復を早め、ということが随分と前から行われています。

炎症は、ケガを治すための反応でもあるからですね。

 

とは言え、一般の方が、ギックリ腰捻挫をした(腫れたり、熱感があってズキズキしている)場合には、

受傷直後は一旦冷やすか、分からなければ湿布を貼ってお無難でしょう。

但し、冷やす場合でも、大抵の場合は、受傷直後から1日~2日、長くても3日くらいで良いです。

長期間冷やし続けると、逆に損傷した組織の回復が遅くなり、治りが悪くなります(湿布の貼付くらいはOK)。

痛めた部位を治すには、やはり患部の血流を良くする必要があるからです。

ただ、足首などのなどの場合には、冷やすか否かの問題よりも、受傷後の適切な固定(テーピングなど)その後の治り方を左右する場合がありますので、必要に応じて早期に治療院や整形外科を受診してください。

 

 

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