細く長く息を吐く方法
こんにちは。芝公園整骨治療院の藤本です。
皆さん、ゆっくりと、細く長く、しっかりと息を吐けていますか?
以前のブログ(10月6日のブログ)で、腹式呼吸について、『吐く時は鶴の様に、吸う時は亀の様に』という、中国の吐納法(=呼吸法)において言われる要領を紹介しました。
普段は無意識で行っている呼吸ですが、どうやら我々現代人は、ゆっくりと、細く長く、しっかりと息を吐くということが意外と苦手の様です。
これには、横隔膜がしっかりと使えていないとか、胸郭(肋骨)が十分に動いていないとか、様々な要因はありますが、今回はストローを使った呼気の練習について紹介したいと思います。
お腹の中から(とはいっても実際には肺からですが)ゆっくりと、細く長く、しっかりと息を吐く練習としてよく行われるのが、ストローを使った呼気の練習です。
方法は至って単純で、口にストローをくわえ、ストローを通して息を吐くという方法です。
ストローを通して息を吐く感覚をつかんだら、
今度は、ストローを使わずに、
しかし、ストローをくわえている時と同じように、軽く口をすぼめて、
ゆっくりと、細く長く、しっかりと息を吐いてゆきます。
息を吐き切ったら、口を閉じ、鼻から自然にスーッと息を吸います。
中国の伝統的養生法における吐納法(=呼吸法)の中でよく行われる口の形の要領としては、
ストロー呼吸の様に軽く口をすぼめた際に、舌の尖端を下前歯の裏側の付け根に軽く付け、軽く開いた上下の前歯の隙間を通して、すぼめた口から、細く長く、しっかりと息を吐いて行くようにします。
この口の形を取ると、何となく、細く長く吐ける様な気がしませんか?
ある程度、息を吐き切ったら、口を軽く閉じ、今度は、舌の尖端を上前歯の付け根に軽く付け、鼻から自然と息を吸います。
この舌の尖端を前歯の裏側の付け根に付けるというのは、身体の前後の正中線を通る、任脈・督脈という二つの経絡と関係します。
(今年4月28日のブログ『唾液はくすり(?)』に関連したことを書いてありますので参考にしてみてください。)
前回も書きました通り、一口に呼吸法と言っても世の中には様々な方法があります。
目的や行う方の身体の状況によっても息の吐き方や吸い方は変わりますが、一先ず、ゆっくりと、細く長く、しっかりと息を吐けるようにする為の練習として、上記の方法がご参考になれば幸いです。
呼吸は、本来意識してはコントロール出来ない自律神経を、自分でコントロール出来る唯一で有効な方法です。
試しに、ご自身の手首の脈を触りながらゆっくりと呼吸してみてください。
息を吸う時は脈がやや速くなり、吐く時は脈がややゆっくりになるのが分かると思います。
それくらいストレートにカラダに影響を与えます。
ゆっくりと、細く長く、しっかりと息を吐き、
深い呼吸で、身体を芯から整えて行きましょう!
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