適度な筋肉運動 ~熱中症予防対策②~
こんにちは。芝公園整骨治療院の藤本です。
東京は今週にも梅雨入りかと思っていましたが、週間天気予報を見る限りでは、その様子は無さそうですね。
5月31日のブログでは、熱中症予防対策として、習慣的に適度な運動をして適切な発汗を行うことを提案させて頂きました。
適切に汗をかけるカラダを作っておくことは体温調節には大切なことです。
しかし、発汗は同時に脱水にも気を付けなくてはなりません。
汗をかく運動を行う際には事前の水分補給や発汗後の水分補給にも注意を払ってください。
猛暑日や熱帯夜にあっては、入浴前の水分補給や、就寝前の水分補給にも気を配りたいものです。
運動の時の分かりやすく目に見える発汗以外にも、人は意外と汗をかいていて、自然蒸散してカラダの水分を失っています。
気をつけて水分補給をしていても脱水症状に陥る原因のひとつに、
カラダに水分を蓄えておくことの出来る量が多いか少ないか、ということがある様です。
そして、そのカラダの保水量は、ある程度、筋肉量に比例するとのことです。
したがって、ある程度しっかりと筋肉に刺激を与えるような運動をして、筋肉を落とさない様にしておくことは、
カラダの保水量を増すことにもつながり、脱水や、熱中症の予防対策にもなるのです。
カラダの保水量が筋肉量に比例するだけでなく、
血糖の取り込み能力もまた筋肉量に比例します。
つまり、筋肉をしっかりと使っておくことは糖尿病の予防や対策にも有効だということです。
逆に、脂肪細胞からはインスリンの作用を阻害して、血糖の取り込みを邪魔する、
つまり血糖値を下がりにくくするホルモン(レジスチン)が放出されます。
つまり、ある程度しっかりと筋肉に刺激を与えるような運動を習慣的に行っておくことは、
これからの時期の熱中症予防対策にも、
国民病ともいえる糖尿病などの生活習慣病の予防と対策にも良いということですね。
運動嫌いの人には耳が痛いお話かも知れませんが、
何もハードな筋トレをしてムキムキにならないといけない訳ではありません。
繰り返しになりますが、
ある程度しっかりと筋肉に刺激を与えるような運動をして、筋肉を落とさない様にしておくことが大切なのです。
ここ一年以上、”おうち時間”が増えている中、家の中や近所で出来る範囲でも良いので、
工夫をして筋肉に少し刺激を与えてあげてください。
(※筋肉の5月11日のブログもご参照ください)
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