スマホの影響
こんにちは。芝公園整骨治療院の藤本です。
「スマホ首(頚)」という言葉を聞いたことがある方は多いと思います。
当院でも、スマホをはじめとするモバイルの使い過ぎや、
使う時の姿勢が原因と思われる首肩や背部の凝り、腰痛、
或いは眼精疲労や頭痛で来院する方が少なくありません。
使用時の姿勢はもちろん、何よりも長時間の使い過ぎには気を付けなくてはならないことは
皆さん重々ご承知のこととは思います。
しかし今や無くてはならないデジタル・モバイル、
「そうは言っても、ついつい、なかなか手放せない」という方も多いのではないでしょうか?
しかし、このデジタル・モバイルの影響、
単に眼の疲労や首肩コリにとどまらず、“脳”への重大な影響がある、とするとどうでしょう?
少し前に話題となった『スマホ脳』(アンデシュ・ハンセン著/新潮新書)という本の中で、
スマホをはじめとするデジタル・モバイルが与える影響として、
記憶力や集中力、学力の低下、IQの低下といった影響が述べられています。
「バカになってゆく子供たち」という衝撃的な言葉や、
「スティーブ・ジョブズなどのIT業界のトップは自らの子供にはデジタル・デバイスを与えなかった」ということが述べられており、
子供だけでなく、「私たちのIQは下がっている」と、
大人の脳へも重大な影響が生じていることが論じられています。
また、依存症をはじめ、睡眠障害や鬱などの“心の病”など、
メンタルヘルスに与える影響についても多く述べられていて、
「スマホを頻繁に取り出して見る人ほどストレスを多く抱えていた」とか、
「不安(不安障害)とスマホの使用過多に相関性が見られた」といった研究結果が報告されています。
「ストレスと不安は本質的には体内の同じシステム(中略)の作動によって起きる」ので
「極端なスマホの使用が、ストレスと不安を引き起こす」というのです。
著者のアンデシュ・ハンセンは、同書のまえがきにて、
「人間は現代社会に適応するようには進化していない」としていて、
「人類史上、ここ数十年ほど急速にライフスタイルが変化したことはない。
しかも変わったのはデジタル関連の習慣だけではない。
これまで人類が体験したことのない種類のストレスが存在するようになった。
睡眠時間が減り、座っている時間が増えた。
そういうことは全部、脳にしてみれば未知の世界なのだ。
これがどういう結果を引き起こすのか―――
この本は、それに答えようとした結果だ。」
と述べています。
こうした急速なライフスタイルの変化に加えて昨今のコロナ禍による生活環境の変化とストレス!!
そんな中、便利なデジタル・モバイルの使用頻度(依存度)増加は、
ストレス解消や気分転換のアイテムとして役に立っていると思われる一方で、
実はコロナ禍のストレスをかえって増加させている可能性も・・・?
自らの健康(肉体的にも精神的にも)と脳、ひいては生命を守る為にも、
デジタル・デバイスとの付き合い方を是非一度見直してみてください。
それでも仕事でスマホを多用せざるを得ない方。
首肩コリや眼精疲労、頭痛の悪化防止や改善には
整体やマッサージでお役に立てる面があると思います。
自律神経の乱れには鍼やお灸も良いでしょう。
我慢せず、放っておかず、是非一度ご相談ください。
芝公園整骨施術院・鍼灸院・整体院
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