『80歳の壁』を読んでみました
こんにちは。芝公園整骨治療院の藤本です。
『80歳の壁』という本が少し前からブームになっていますね。
書店では平積みにされていますし、TVの情報番組でも取り上げられたので、ご存知の方もいらっしゃるかと思います。
本書は、「高齢者」を「幸齢者」と表現し、80歳を過ぎた後の時間を如何に健康で幸せに過ごすかの考え方や方法が紹介されています。
著者は高齢者医療に長年携わってきた医師。実際に多くの高齢患者さんを診てきた経験から、「高齢」を「幸齢」として過ごしてゆく為の知恵が提案されています。
例えば、
80歳を超えて急に訪れる70代までとは異なった身体的変化や環境の変化をどう受け入れてどう対処すれば良いのか。
80歳も過ぎれば、健康診断とはどのように付き合ってゆけば良いのか。そして、どの程度その結果を気にした方が、或いは、「気にしない」方が良いのか。
食生活や生活習慣など、日々の生活の中で、どんなことは「もう我慢しないで好きなようにやれば良い」のか、或いは、どんなことは「気を付けた方が良い」のか。
そういった問題が一つ一つ具体的に取り上げられています。
しかしこの本は、80歳を迎えた方や目前にした方、或いは、80歳を迎えようとするご両親を持つ方が参考に読むだけでなく、
比較的、弱・中年層の方が読んでも良いのではないかと思っています。
それは、『いずれ誰もが歳を取る』ということもあります。
しかしそれだけではありません。
例えは、50代でも、40代でも、或いは、30代ですら、
ある年代に突入したら、それ以前の年代とは異なる身体変化が現れ、「あれっ?こんなはずでは」ということ(≒不調)が生じてきます。
また、各世代ごとに、社会的にもプライベートでも、大きな環境の変化が訪れるタイミングがあり、それが心身の健康状態に大きな影響を与えることがあります。
特にここ数年は、コロナ禍に因る社会の変化と、それに因る心身への影響に苦しんでいる方も多いのではないかと思います。
本書は『80歳の壁』というタイトルですが、80歳に拘らず、『年代の壁』、或いは『コロナ禍の壁』と読み替えて読んでも十分に参考になる内容が含まれていると思いました。
これからの時間を「健康」で「幸せ」に過ごしたいと考える方は、是非ご参考にしてみてください。
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