「お屠蘇(とそ)」の意味
こんにちは。芝公園整骨治療院の藤本です。
12月も半ばに差し掛かり、もうすぐお正月ですね。
さて、お正月に飲む「お屠蘇(とそ)」ですが、そもそも「屠蘇(とそ)」とは一体どういう意味なのでしょうか?
「屠蘇」とは「屠鬼蘇生(ときそせい)」、つまり「鬼を屠(ほふ)って、生を蘇らせる」という意味です。
新年に当たって、「鬼や邪気を払い、無病息災、一年の健康を願って飲む」ものだということが出来ます。
中国の古い文献では、年末のある時期から薬草などの材料を井戸に浸けることから始まって、年始に飲む際にも、年少者から年長者の順に飲むなどの作法が記されています(作法には諸説あります)。
「屠蘇」を構成する薬草の処方内容には諸説ありますが、現在使われている主要な処方内容は、「胃腸を元気」にし「体の湿邪を除く」ような生薬が主となっています。
年末年始は「美味しいものをたくさん飲み食いして体重が一気に増えた」なんて声も時々耳にしますが、
味の濃い食事やお酒の多飲は体に湿邪を溜め込めやすくなります。
また、“鬼”や“邪気”というのも、何も迷信的なものだけを言うのではなく、「体の外部からやって来て、体内に侵入して害をなすもの」だということが出来ます。
「かぜ(感冒)」のことを「風邪」とも書きますが、「ふうじゃ」とはまさに“風”に乗って体の外部から侵入してくる“邪気”のことです。
冬場は風邪(ふうじゃ)に寒邪(かんじゃ)が合わさった風寒邪が侵入しやすくなります。
年末年始の多忙で抵抗力が落ちていたり、暴飲暴食で体に負担をかけていると、そこに乗じて風寒邪が侵入し、「かぜ」を引いたり、体調を崩しやすくなります。
「お屠蘇」というのは、つまり、単なる縁起モノの儀礼的な風習という訳ではなく、
年末年始の多忙や多飲多食によって胃腸にかかる負担(湿邪)を取り除き、元気を蘇らせるといった漢方的知恵でもあるのです。
これからの時期、スーパーやドラッグストアのレジ横あたりに「屠蘇散」なんかを置いているお店もあります。
興味を持たれた方は是非飲んでみてください。
年末年始、体調を崩すことなく、健康に新年を迎えましょう!!
その前に、今年の不調は今年のうちに!!
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大掃除を頑張り過ぎてどこか痛めた様な場合には、是非ご利用ください!
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