長時間の座りっぱなしによる影響
こんにちは。芝公園整骨治療院の藤本です。
パソコンでの仕事が増えている上に、仕事以外でもモバイルに向かっている時間が多くなり、コロナ禍も手伝って、皆さん、座りっぱなしの時間がどんどん増えているのではないでしょうか?
一日に座位を取っている時間が11時間以上の人は、同じく一日4時間以下の人に比べて、死亡リスクが約40%高まるなどというデータがあります。
日本人の一日の平均座位時間は、世界最長の7時間だということですが、
長時間の座りっぱなしは、喫煙や飲酒と同様に、心筋梗塞、脳血管疾患、肥満、糖尿病、がん、認知症などの健康リスクが高まる、と言われています。
また、メンタル・ヘルスへの影響に関しても、一日の坐位時間が12時間以上の人では、同じく6時間以下の人の3倍のリスクがあるとの報告も見られます。
しかし、私がこれらのデータや研究報告を見ていて一番気になったのは、
上述の様なデータ、つまり「一日の座位時間が長いことによって引き起こされる健康リスク」が、
「運動習慣の有無にかかわらず」、あるいは「定期的な健康増進プログラムへの参加の有無にかかわらず」、上記の様な結果であるとされていたことでした。
つまり、定期的な運動を行っても、同一姿勢を続ける(≒動かない)時間が長いことによって生じるリスクは帳消しには出来ない、という訳です。
これは運動をしても意味がない、と言っているのではないでしょうし、
もちろん運動習慣は無いよりもあった方が、運動を行ったなりの健康メリットはあるはずです。
しかし、定期的に運動をしているからといって安心してはいけない、
カラダにメリットとなること(=定期的な運動)を行う一方で、
デメリットになる習慣(=長時間の座位)を減らさないと、そのリスクは高くなる、ということです。
とは言え、仕事で長時間の座位を余儀なくされている方も多いと思います。
仕事中は、せめてタイマーをかけてでも、時間を決めて定期的に立ち上がるようにしたり
(30分毎が理想ですが、現実的でなければ、せめて1~1.5時間に一度は座りっぱなしを解除して欲しいですね)、
座っている時も出来る限り負担の少ない正しい座位姿勢を習慣づけるなど、リスクを最小限にする工夫を行いたいものです。
また、お仕事で疲れているとは思いますが、
仕事以外の時間では座りっぱなしになる時間を極力減らす様にできれば良いと思います。
また、正しい座位姿勢を維持するのも、習慣づいていないとなかなか大変なことだと思いますので、
これもまた、お仕事で疲れているとは思いますが、
仕事以外の時間を利用して正しい座位姿勢を維持できるための体幹トレーニングを行うなどの対策ができると、
座位による健康リスクを下げると同時に、運動によるメリットを得る方法として良いのではないかと思います。
芝公園整骨施術院・鍼灸院・整体院
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